アフリカの籠は草を使ったものが多いのですが、南アフリカのズールーの人々も草籠をつくります。
草を泥や自然の染料で染め分け、模様の入った籠を編みます。
この籠、我が家ではレジ袋入れとして使っています。丈夫で、蓋の開け閉めがし易く、なかなか便利です。
これは蓋につまみのない形のものです。玄関に置いて、懐中電灯(古い言葉!)と、カギを入れています。我が家のあたり、夜は暗く、玄関にライトが必需品です。
これは、南アで暮らしていた妹が母にあげたもの、母の身辺整理で私にまわってきました。
蓋のつまみのつくり方が、なんともかわいいのです。
ア フリカ大陸では、総じて、ものつくりも商売も、男女の区別がはっきりしています。で、南アフリカでも、籠つくりは女の仕事ですが、彼女たちは浅い笊もつく ります。これは細い木の枝を組んで、それを草で編んだものです。これと、下のちょっと小ぶりの笊も、母のところからきました。
木の枝を並べて、まとめていく作業は、最初がなかなかたいへんだと思います。編み終わりの最後の始末もたいへんですが。
これは、農家のおばちゃんにわけていただいた、草だけで編んだ笊です。丁寧な仕事ですが、普段使いに編んでいるので、色を染めた材料も使わず、のびのびと編んでいます。
そしてこれがその中。草籠は短い草をつないでつくりますが、通常、きちっと草の端の後始末をしてあります。ところが、この笊は、中側に端がつんつん出ています。後始末をしてないところが、いかにも普段使いの笊といったところでしょうか。
それにしてもしっかり編んでいるので、短時間なら水も入れられます。
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