バングラデシュには、乾季に地下水を汲み上げて稲をつくっている地域もあれば、雨季の増水を利用して稲をつくっている地域もあります。地下水の多用は、砒素中毒の問題を起こすので、一度、潅漑栽培に切り替えたのに、再度、雨季に天水を使いながら育てる栽培に戻した地域もあります。
栽培する稲の種類も多様で、昔ながらの、水位が上がってくるのに合わせて、茎が5メートル以上にも伸びる、浮き稲をつくっている地域もあります。
というわけで、地域によって稲刈り鎌の形は違いますが、これは、コイタという地域で働いていた友人にいただいた鎌です。
といっても、鎌は左のものだけです。右は一体なんでしょう?
右のものは、また別に紹介する機会があると思います。
この鎌のつけをよく見ると、材料が建設材料の鉄筋(専門用語では、異形鉄筋)だったことがわかります。
バングラデシュは鍛冶屋さんのとても発達した国です。きっと鉄筋をぶつぶつ切って、鎌などの刃物をどんどん生産しているのでしょう。
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