どこでこの籠を見つけたのか、たぶん、マニラのお土産屋さんだったような気がしますが、定かではありません。
もう覚えてないくらい前から、我が家にあるこの籠は、やわらかなヤシの葉でできています。
尖った足ですから、石のような重いものは入れられませんが、立ち姿がなんともかわいらしいものです。
そんなに難しい編み方ではありませんが、足と蓋の、大胆な尖り具合が、気に入っています。
この籠たちは、フィリピンのお土産品です。
小さくて、値段も安い籠ですが、手はかかっています。右の籠は二枚の色の違う素材を重ね合わせてつくっていますし、左の籠は、カザグルマ模様になるように編んであります。
蓋は、なくなってしまわないようにと、くっつけてあります。
この籠(というより箱といいたくなります)も、二色の素材を使って、丁寧に編まれています。
「いったいどうやって編んだの?」
と、聞きたくなるくらい、複雑そうな編み方です。
ちょっとでこぼこして見えるのは、内側にひごを挿して、補強しているからです。
補強はこんな感じ。これは、大きい方の籠の蓋の内側です。真ん中に穴が開いているように見えるのは、蓋のつまみの突起の部分です。
素材は、ヤシの葉でしょうか?それとも草の葉でしょうか?いったいなにの葉でできているのでしょう?
こちらは、カンボジア
パルメラヤシの葉で編んだ籠です。左の籠は、やはり六本足で立っていますが、フィリピンのものほど、尖ってはいません。
葉っぱの籠でも、全然雰囲気が違うものですが、共通点は、丁寧な手仕事であるということでしょうか。
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