「コンビニに「昭和猫」っていうフィギュアがあるんだけど、欲しい?」
息子から、そんな珍しい内容の電話があったのは、7、8年前でしょうか。
「欲しい。買っておいて」
今ではフィギュアなどにまったく関心のない息子が、ほんの一時期、ちょっと関心を持っていたようでした。
しばらくして会ったとき手渡されたのは、「昭和猫第三集」でした。
艶消しの、細部までていねいなつくりの、重さもあるフィギュア、なかなかよくできています。
「精巧なフィギュアが安くできるのも、中国の人件費が安い、ほんの短いあいだだろうなあ」
というのが、息子の感想でした。
魚の干物を放り出して、自分が買い物籠に入ろうとしているのは、「夕ご飯より先に」です。
「いつのまにか、桶ですやすや」
猫、桶、手ぬぐいの、三つの部品からできています。
「秋の庭先で、秋刀魚にばったり」
これが、部品の数が一番多くて六個。秋刀魚も、七輪も、そして下駄も、よくできています。
「電話はかけるよりじゃれる」
そして、「TVでぬくぬく」です。
そうそう、こんなテレビがありました。
「招き猫}は、普通のものと、シークレットの二種類ありました。招き猫というより、まねっこ猫でしょうか。
当時は暇だった息子も、今では多忙の身となり、コンビニに入っても、食玩売り場をじっくり見る時間など、なさそうです。
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