自分では一度も買ったことのない、ビン詰めのウニですが、ときどき、下関に住む友人から、送られてきます。
おいしくいただいて、ビンを捨てようと洗いながら、「それにしても、どうして、ウニのビンはこんなに厚くできているのだろう」と思い、ふとおはじきを入れてある、昔のウニのビンと比べてみる気になりました。
右が新しいビンで、左が古いビンです。デザインはほとんど変わっていません。中のおはじきを出してみると、古いビンもやっぱりガラスの厚さは、普通のビンよりずっと厚くできていました。
古いビンにはエンボスがあります。「名産」と右から読むので、戦前のものでしょう。
たぶんこれも下関のもの、下関では、容量を多く見せるために、70年以上前から、ずっと厚いビンを使っていたのですね。これも一つの智恵ですが、当時でしたら、ビンの材料費も貴重だったと思われますから、昔は今よりさらにビン詰めのウニは、貴重品だったのでしょうか。
ネットで検索してみると、なぜウニのビンが厚いのか、誰でも気になるみたいで、それに関する記事がありました(お互い暇!笑)。それによると、ガラスを厚くするのは、ウニを美しく見せるためでもあるようです。
古いビンは12角形で、新しいビンは8角形です。
古いものには、蓋にもエンボスがあります。
古いうにビンには、割合たくさんのおはじきが入っていました。
試しに新しいビンにも入れてみると、外見の違い以上に少ししか入りませんでした。
底から見たところです。新しいビンのガラスは、さすがに厚い!容器としての直径は、本当に小さいものでした。
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