2017年3月12日日曜日

ねじ曲がったやつ


1970年代に、初めて棚をつくったときには、インパクトドライバーはまだなくて、すべて釘と金槌を使いました。
長い釘だと、叩いているうちに曲がってしまって、抜いては何度もやり直すこともありました。
また、ちょっとずれたりして、とくに釘隠しの木を埋めるための穴深くに打った釘を抜かなくてはならなくなったときは、泣きたくなったものでした。
ところが、インパクトドライバーができてから、太い木を留めつけるのも、細い木を細工するのも、そして、抜くのも、自由自在になりました。

とくに、コンクリートの型枠をつくる時は、つくったら必ず外さなくてはならないので、インパクトドライバーの効用は大でした。


垂木など太い木を留めたいときは、120ミリ、90ミリの長いねじ釘を使います。


ちょっと値段が違うのですが、右のねじ釘は、その刃の加工の仕方によって、力を使わなくてもするすると入っていきます。


ねじ釘は、用途に合った太さと長さのものを使います。


先日、90ミリのねじ釘の箱に、こんなに曲がったものが一本混じっていました。
ときおり、ねじを切っていないなどの不良品が混じっていることがありますが、その確率は、数千本に一本と言ったところでしょうか。めったに見かけません。






4 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

春姐さん
スクリューネジの発想は画期的で
釘を打つイメージを変えましたね。
長い釘打ちはペンチでおさえて、、、、
苦労しましたね。

さんのコメント...

昭ちゃん
本当です。昔は長い釘を打ち込もうとしたら、深呼吸して精神を統一して、それでも空しく真を打てずに金づちが滑ったりして、一本打てたらへとへとでした。力も要るし。
今はインパクトのビットが磁石になっていて、足場の悪いところでは片手で操作できます。もっと悪いところでは、人差し指ではなく小指でも操作できるし、左手でも操作できます。
今でも、化粧で、ねじ釘ではなく銅釘とか真鍮釘を打たなくてはならないことがありますが、足場が悪くても、釘打ちは片手では絶対できません。少なくても最初は左手で釘を抑えなくてはならないので、時折、つかまるところもない脚立の高いところでひやひやしてしまいます。

あかずきん さんのコメント...

以前正方形の箱を作ろうとして何度も左手をカナズチで
叩いて箱を完成させる前に心が大きく折れました、笑
何かを道具を使って完成させる春さん凄いです💦

さんのコメント...

あかずきんさん
私が「できる」んじゃなくて、このごろの道具が「できる」んです(笑)。
釘打ちは、左手を離すわけにいかないし、力が入ると金づちは勝手に逸れちゃうし、左手叩きますよね。最近はさすがに叩きませんが、前はよく叩きました。
インパクトドライバーはあると超便利ですよ。このあたりに住む人は木工屋さんでなくても、焼き物屋さんでも、有機農家でもたいてい使っています。壁に釘を打ったり、棚を吊ったりもできますが、陶器市の時など、ぱっとテントや棚を組んで、ぱっと解体するのに便利ですからね。