2017年4月12日水曜日

毬と猫


ゼンマイが壊れて動かない、猫のブリキのおもちゃを持っていました。
いつも遊ぶわけじゃないから、動かなくても構わなかったのに、


動く猫が手に入りました。
石塚製作所でつくられ、中山商会を通して、海外に売られた輸出用の、通称猫玉です。


猫玉は、もとはといえば、西欧のものでしょう。
それを、輸出向けにと日本でつくられ、香港でつくられ、少し前までは中国でつくられていましたが、今では、中国でももっと小さいゼンマイ仕掛けのおもちゃや、おしゃれなものしか作っていないかもしれません。

『中国のかわいいおもちゃ』(島尾伸三、潮田登久子著、平凡社、1997年)より

『中国のかわいいおもちゃ』より

上の二つは、島尾夫妻が中国でこつこつ集められたおもちゃの中の猫玉です。

Amazonより

そして、今どき中国でつくられている、プラスティックの、手のひらに乗る、小さなゼンマイ仕掛けの動物たちです。


動く猫も動かない猫も、どちらも石塚製作所のものですが、ゼンマイのところと、手のつけ根の穴が違います。


右が動く猫、左が動かない猫です。
どっちかが改良型なのかは、わかりませんが。







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