インドネシアの石灰入れです。
嗜好品である檳榔樹(ビンロウジュ)の実を噛むときは、プルーの葉に、生や乾燥した檳榔樹の実、刻み煙草の葉などとともに、石灰を入れます。
筒は竹でできていて、底には木を嵌めて、鳥を彫った木の蓋がついています。
竹筒に描かれた模様は、木の下に動物が一頭横たわっています。
虎でしょうか?インドネシアで、虎がいた島としてはスマトラ島だけですが、スマトラ島のものかどうか、虎のいない日本でも、虎の描かれた絵などありました。
鳥は、花の上に座っています。
檳榔樹は長年噛んでいると口の中が赤くなってしまうので、近年、若い人で噛む人は世界的にいなくなっているようですが、その昔には、客人にはまず噛むことを勧めるのが、おもてなしだった時代がありました。
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