2019年7月3日水曜日

首枷のある道具

もう18年も自力建設をしている我が家には大工道具がたくさんありますが、その大工道具とは別に、いわゆる家庭常備品として、スクリュウー・ドライバーやペンチなど、母屋の中の引き出しに入れています。
もとは、私だけの秘かな隠し場所だったのですが、
「ペンチ取ってきて!」
などと言われるとそこから出していたので、すぐに夫の知るところとなり、勝手に使われています。
使うのはいいのですが元の場所に返さず、要るときになくて困ったりします。
その引き出しを開けたら、私が入れたのではないものがありました。


「なにこれ!」
「見りゃぁわかるだろう、ただのペンチだよ」
「どうしたの?」
「骨董市で買ったんだよ」
まぁ!いつからあったのでしょう。


首枷みたいなものを上にずらすと、開いて、スナップリングプライヤーとして使えます。
まるで、鉄板を切ってつくったような代物です。


しかしこれって、ヘッド交換式のスナップリングプライヤー だったのでしょうか?
ただ、一体化してつくることができなかっただけでしょうか?
首枷がシンプルすぎて、とてもスナップリングプライヤーとは思えない節もあります。



OGURAの文字が。


そして、サイトウは、持ち主が彫ったものでしょう。
簡単に見えますが、鉄にこれだけ彫るのはただ者ではありません。


姿がなかなかかわいいペンチでした。








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