2019年7月5日金曜日

なんだっぺ?


なんだか、さっぱりわけのわからない道具です。


二つの木片に細い木片を挟んで接合、つまり三つの木片を使っていますが、固定してあって、分解したり、ずらしたりすることはできません。

さて、砧なら、二つの木片をつなぎ合わせる必要がありません。


ぶつっと切れているような反対側は、真ん中が突起していますが、これは別の木を添えてあるのではなく、ハンドルのついた木を加工してあります。
この面を下にして枕にするなら、突起が邪魔になります。


何とも中途半端な形です。


「59のB」はサイズでしょうか?
靴とか帽子とか、何かをつくるときの型だったのでしょうか?
  

オランダのものだということだけわかっていますが、オランダの骨董屋さんも、これが何だか知らなかったそうです。

追記:

何だろうなぁと考えてもわからなかった謎の物体は、かねぽんさんにあっさり謎解きしていただき、ついでhiyocoさんから追加情報をいただきました。
ブーツの型だったのでした。


これこれ、この写真のつま先を除いた部分にそっくりです。
59のAがつま先部分だったのでしょうというhiyocoさんの推理も、きっとあっているでしょう。


Aを突き刺す穴かどうか、こんな穴も空いています。
お二人さんどうもありがとう。とってもすっきりしました。







4 件のコメント:

かねぽん さんのコメント...

こんにちは。
おそらくブーツの木型のかかと部分だと思います。
でも59のBって今のヨーロッパのサイズだとするとジャイアント馬場さん並みの大きさだとおもいます。いくらオランダ人のガタイが大きくてもちょっとおかしいですね。
オーバーシューズかなんかでしょうか。

さんのコメント...

かねぽんさん
すごい!すごすごすご‼
長い間、どんなに考えても思いつかなかったのに!
言われてみれば、かかととそっくりな形をしています。でも、59Bがどんなサイズか知りませんが、見る限り、私のかかととそう大差ありません。
そうかブーツの型かぁ。ブーツにも木型が必要だったでしょうね。
ありがとうございました。

hiyoco さんのコメント...

これをみてブーツの木型の踵部分とわかるなんて、かねぽんさん凄すぎです!
いろいろ見てみましたが、ブーツキーパーではないかと思います。つま先と踵を先に入れてからハンドルが付いた真ん中を上から差し込むんじゃないかな?だから本当はハンドル部分と踵は外れるべきだと思うのですが。59Bは組み合わせの番号で、59Aのつま先が世界のどこかにあるかも、と想像しています。シンデレラですね(笑)。
vintage wooden boots treeで似たようなものが出てきます。

さんのコメント...

hiyocoさん
確かに。
じつは平らな面に穴が開いていて、何かを差し込んで使うのかなぁとは思っていました。
それにしても、100年ほど前なら、靴と言えば基本ブーツ(編み上げ靴も含む)だったわけですよね。赤毛のアンがパーティーではくようなパンプスにあこがれていましたが。
靴屋さんで使ったのか、家庭で使ったのか、面白いです。見つかった写真を追記として載せておきます。
ありがとう。