強風の吹く今日、日曜日に、鹿島神宮へ行ってみました。
鹿島信仰は、北に先住民族(蝦夷)の征伐に出かけるとき、ここで武運を祈願するといった、武士や貴族の信仰でしたが、また庶民の信仰でもありました。
その鹿島神宮の石の大鳥居は、2011年3月の地震で、倒れてしまいました。
最初の地震で根元に亀裂が入り、30分後の余震で倒壊しましたが、幸い避難誘導がうまくいっていて、怪我人などはありませんでした
笠間市稲田から切り出した御影石で、1968年に建てた鳥居 |
地震後しばらくして、倒れた石の大鳥居を木で再建するというニュースを新聞で見ました。
当時、東北の被災各地では、コンクリートで手っ取り早く村の神社の鳥居を再建して、みんなで元気になろうとする動きがありました。
でも鳥居は、大きいものであれ小さいものであれ、コンクリートでつくることに、私は意味を見い出せていませんでした。
そんなおり、鹿島神宮が木で再建することを知り、なんだか嬉しくて、ぜひ完成したのを見たいと思いながら、はや何年も経ってしまっていたのです。
鹿島神宮では、境内の杉の木を4本切り出して山形県坂田市の木工所に送り、乾燥・加工して送り返し、鳥居を再建したのでした。
拝殿や弊本殿は銅板葺き、
そして奥宮は、檜皮葺きでしょうか(檜皮葺きに見えるけれど銅葺きかもしれません)?
奥宮の側面 |
以下は、境内のいろいろです。
ご幣のいろいろ。
ご幣の前の輪切りの木は何を意味しているのか、不明です。簡単な模様が描いてありました。
これはいったい何だったのでしょう?
大鳥居近くでは、新郎新婦が撮影していました。
いただいてきた、小鹿みくじ。
中吉でした。
4 件のコメント:
鹿島神宮って大きいんですね!鳥居を境内の木で作るなんてすごい。乾燥させるのに何年かかかりますよね~。
鹿と一緒に写ったトラの足がかわいい!
hiyocoさん
鹿島神宮はすごく広いです。歴史も古いし。ただ、軍神というのが抵抗がありますが、鳥居は見たかった(笑)。
境内には、まだまだ、鳥居に出来そうな木がいっぱい生えていました。
まぁ、人工乾燥の手もありますが、自然乾燥させても、1年もあれば十分です。鳥居は、2014年に竣工しています。
トラが、ご注目ありがとうと言っていました(笑)。
はじめまして、蓋つきの曲げに柄杓が指してあり、檜の葉の水盤がある、そのしつらいですか?
以前儀式に参加した時に、檜の葉の水盤の上に手を出して、神職さんが柄杓の水をかけてくれる時のしつらいと同じようです。
花嫁さんとかは自分で柄杓を持たずに清めらもらえますかね、手を拭く懐紙も神職さんが渡してくれました。
明治神宮の時でした。
匿名さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
あぁ、そうでしたか。
写真に写した新婦の周りには、神職の影はまったくなく、カメラマンや着付けの人たちと(もちろん新郎も)楼門の外にいましたが、これから中に入っていって、結婚式を執り行うのだったかもしれませんね。
曲げわっぱがとてもきれいで、見とれてしまいました。
教えてくださって、ありがとうございました。
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