2020年2月24日月曜日

茅場?

いつも車で通る道、峠に差し掛かる前に、正面に低い山並みが見えます。
その山の一角で、杉かヒノキか、針葉樹が伐採されたのはもう数年前のこと、いつまでも次の木が育たないなぁと、見ていたのですが、
「あれっ?」
もしかしたら、木を植えずに茅場にしているのでしょうか?
わき道に入ってみました。


今どき、茅場があるなんてにわかには信じられません。使っていない土地とは言え、茅場にしても経済効果はないに等しいので、茅場をつくる人がいるとは思われません。
茅は、せいぜい、工業団地として開発したけれど売れ残った空き地などを使わせてもらって、保存会の人たちが、育てたり刈ったりしているくらいです。

で、思い出しました。
すぐ近くに、昔この辺り一帯の地主さんだった、資産家のSさんの家があります。


家は瓦ぶきですが、長屋門は今でも茅葺きです。
10年くらい前に葺き替えたとき、しばらくは黄金色に輝いていましたが、今ではだいぶ古ぼけてきました。
この門を葺き替えるため、茅を育てて刈りためるつもりなのかもしれません。


あちこちに茅場があった風景というのは、こんなものだったのでしょうか?

感心しながら帰ってきたら、我が家の近くにも似た風景がありました。
でもそれは、牛屋さんが飼料のモロコシを植えたのが枯れているだけ、全然違うものです。

しかし、茅場としたら、刈る時期はいつでしょうか?
もしかしたら、雑草としてのススキが生えているだけかもしれません。





6 件のコメント:

hiyoco「 さんのコメント...

カヤって主にススキですか?

さんのコメント...

hiyocoさん
おもにはススキです。でも、茅葺き屋根は、場所によって葦を使ったり、中の方には稲わら、小麦わらを使ったりもするそうです。だから、草葺きと言った方がぴったりするかもしれません。
ススキで葺いた屋根でも、部位によって葦を使ったり、稲わら、小麦わらも使ったりします。

数年前に行った徳島の藍商の家では、室内に長い葦が飾ってあったので、それは何かと訊いたら、茅葺き屋根の材料で、何県か忘れた(新潟か秋田?)けれど、屋根を葺き替えるたびに東北から葦を取り寄せていると言っていました。

昭ちゃん さんのコメント...

春姐さん刈り込んだあとに雪が積もれば小さなゲレンデになりますね、
直滑降や斜滑降の練習ぐらいできます。

さんのコメント...

昭ちゃん
ほっほっほ、残念でした!
この辺り、東京の八王子に雪が降っても降りません。雪の一度も降らない年もあります。スキーはまぁ無理でしたね。
だいたい、そんな寒いところに私は定住しませんよ(笑)。
住むなら、南の国か、あるいは南の島か八郷かと迷ったくらいでしたから(^^♪

af さんのコメント...

茅場…、自分が見てもそう気づけないです。
八郷ではもっとキョロキョロしないとですね。

さんのコメント...

akemifujimaさん
これから、刈り取られなかったら私の勘違いです。
中まで入ってみればすぐわかると思いますが、こんなとき詰めが甘いのが私です(笑)。