2022年7月8日金曜日

藍染めのテーブルクロス


我が家では、テラスでのテーブルクロスとして、ブルギナファソの藍染め布や日本の藍染めの風呂敷を使っています。
この布たちのことは過去にブログに書いたことがあるだろうと、アーカイブをひっくり返して見ましたが、見当たりませんでした。
あまりにも生活の一部になりすぎてきたからなのでしょう。


大風呂敷は、テーブルクロス用にと、骨董市で買ったものです。
かつて、大畠さんという方が家紋を入れてつくった風呂敷、布は弱っていませんが、藍はだいぶ色落ちしています。


菅原さんの大風呂敷も、我が家に来てからも何度も洗濯されてきたものです。藍は色落ちしているに違いありませんが、一面に模様があるので、あまり目立ちません。


ブルギナファソの藍染めの布は、買ったときは新品でした。
ありふれた模様なので、民族布として大切にすることもなく、この20年、テーブルクロスとして使いこんできました。
どうやって染めたかも、考えたこともありませんでしたが、染める立場で考えてみると、結構手が込んでいます。
もしかして絣(かすり)?


じっと見ていると、そんな気がしてきました。
絣は糸の状態で染めるもの、絞りは布の状態で染めるもの、染める工程が全然違います。
太めの糸で20センチ幅に織った布を、6枚接いであり、何度も洗濯をした今でも、張りのある布です。


やはりブルギナファソの腰巻布、これは、買ったときから古布でした。
着古されたこと、上の布より少し細い糸で織られていることなどから、布がくったりと柔らかく、腰巻にすると気持ちいい布です。24センチ幅に織ったものを5枚つないであります。


縞柄を見ると、布を折って糸でぐるぐる巻きながら縫って染める「巻き締め」と、糸で縫って絞り縮めて染める「縫い締め」を併用した、絞り染めの布であることがわかります。
藍染の布は、何度洗っても藍のいい匂いがします。世界中で虫よけの作業着として着てこられたのがうなずける、匂いの残り方です。


さて、テーブルクロスの引き出しには、マレーシアのバティクやインドの木版染めの布も入っています。
テーブルセッティングをする夫は、いつも藍染めの布ばかり選ぶので、これら赤っぽい布が使われているのを見たことは、一度か二度しかありません。




 

2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

大畠さんも菅原さんも、まさか春さんちでテーブルクロスとして今でも使われているなんて思っていないでしょうね(笑)。
最初の写真の大量の卵はすき焼き用ですか(笑)?旦那さんのお誕生日の時ですよね~。

さんのコメント...

hiyocoさん
大畠さんと菅原さんの風呂敷、家へ来てから洗われた回数の方が多いのではないかしら?元気に現役してます(笑)。
卵見ました?(笑)
テーブルクロスを使っている写真はたくさんあるのですが、過去の写真をひっくり返してみるのが面倒だったので、最近の写真を使ったのですが、人があまり映ってなくてテーブルクロスがよく写っているのがなかなかなくて(笑)。
卵は、食事していたとき、ご近所のS夫妻が、我が家をドローンで撮ってくれたCDと一緒に持って来てくれたもの、卵が写り込んでいるので変と思ったのですが、そのまま使いました。右の男性の腕の向こうにはCDも置いてありました(笑)。
卵は、お客さんのお土産になりました(^^♪
ちなみに、我が家の卵は紙のパックに入っています。