アメリカ大陸は南米、中米、北米も含めて、手仕事のひとつの宝庫です。
陶器、バスケット、織物、木彫りなどなど、素晴らしいものがたくさんありますが、人形だけを見ると、双璧はペルーとメキシコでしょうか。もちろん、他の国々にも、それぞれにみごとな人形がありますが。
これはペルーのお店人形です。
大きい方は、まだ子どもたちが小さかった頃、新宿のデパートで一目見て気に入って、買ってしまいました。小さい方は、渋谷のお店、チチカカで買ったのでしょうか、中南米のものが日本で珍しくなくなってから、手に入れたものです。
大きい方は、帽子屋さんです。カウンターにはアイロンが置いてあって、女性はお客さんでしょうか。店には、なぜか羊もいます。
小さい方は、何屋さんでしょう?
最初、キリストの降誕人形かと思いましたが、キリストはいないし、みんな手に手に楽器を持っているようだし、きっと楽団の一行だろうと思います。
10年ほど前、息子がペルーに遊びに行って、お土産に買ってきてくれた陶器屋さんです。いつのまにか、母の好みを熟知していて、こんなに壊れやすいものを、損傷もなく持って帰ってくれました。それなのに、筆で掃除をするとき、小さな陶器を、いくつか壊してしまいました。
「売れるといいね」と、声をかけたくなるような人形です。
これは、夫のお土産です。ペルーではなくて、メキシコのものです。
幅が4センチ、高さが3センチしかない、小さい、小さいお店です。どんな器用な手でお鍋やポットをつくり、どんな器用な手でくっつけたのか、感心してしまいます。
2 件のコメント:
さすが、春さんのご家族はご慧眼ですね。
人は空ばかり見て地上の星には目を留めない、という歌がありますが、
一般の男子だったら、
このような地上の宝石のような小玩具には一瞥もしないでしょう。
断捨離など考えずとも、おもちゃたちの将来は安泰ですね。
むしろご子息やお孫さま方の再編集によって、
さらに予想外に素敵な展開となる可能性も大です☆
茶々丸さん
息子はともかく、夫は最初のころは「えぇぇ!」と言うものを持って帰ってきてくれました(笑)。スペインの小さな土人形など漫画チックで、邪険にしているうちに、全部どこかになくなってしまいました(笑)。
かつて、メキシコにはそう探さなくても素敵なものがあふれていたのかもしれません。少女の土人形(https://koharu2009.blogspot.com/2011/04/blog-post_13.html)も素敵でした。
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