糸が300メートルほど紡げたので、マフラーを織ることになりました。
きちんとした紡ぎ方ができておらず、ひどい仕上がりの糸なので、もっともっと糸づくりに専念することが必要と思われますが、一通りの工程を踏んでみるのも勉強、織るための準備をすることになりました。
以前私が習った織物は、市販の糸を使ってもよし、自分で紡いだ糸を使ってもよし、木綿、麻、羊毛、絹何でもよし、「織る」ことに重点を置いていました。
それに比べると、Kさんの教室はいわゆる「ホームスパン」と呼ばれる、羊の原毛を使って糸づくりから布を織りあげるまで一貫して行うもので、木綿や絹はまったく使いません。
木綿や絹で着尺だけ織る教室もあるだろうし、芭蕉やからむしなどを織る教室もある、いずれも「織り物」としか言えないものですが、同じところや似ているところもあれば、まったく違うところもあります。
きちんとした紡ぎ方ができておらず、ひどい仕上がりの糸なので、もっともっと糸づくりに専念することが必要と思われますが、一通りの工程を踏んでみるのも勉強、織るための準備をすることになりました。
以前私が習った織物は、市販の糸を使ってもよし、自分で紡いだ糸を使ってもよし、木綿、麻、羊毛、絹何でもよし、「織る」ことに重点を置いていました。
それに比べると、Kさんの教室はいわゆる「ホームスパン」と呼ばれる、羊の原毛を使って糸づくりから布を織りあげるまで一貫して行うもので、木綿や絹はまったく使いません。
木綿や絹で着尺だけ織る教室もあるだろうし、芭蕉やからむしなどを織る教室もある、いずれも「織り物」としか言えないものですが、同じところや似ているところもあれば、まったく違うところもあります。
さて、紡いだ糸を紡ぎ車のボビンから外してかせにして、かせ繰り機から外すと、糸は撚りが一定でなかったり、かかりすぎたりしているので、くるくる、よれよれしています。
そんな糸を、かせのままで約60度のお湯に浸し、約40度に冷めるまで置いて、軽く脱水して、湿ったままでかせ繰り機に巻き取って、そのまま乾かします。
乾いてから外すと、あら素敵、糸が整えられてまっすぐになりました。
これをいったん糸巻きに巻き取ってから、整経機にかけます。整経とは、経糸(たていと)を織り機にかけられるよう、長さや本数を準備することです。
Kさんの教室の整経のやり方は、広く行われている方法なので知ってはいましたが、以前習ったやり方とまったく違うので、私は初めて体験しました。
織り機の上に括りつけてあるのが整経機です。
この写真では白い紐が1本だけ掛けてありますが、これは長さを計るためのガイドで、この紐で220センチの「わ」がつくれるよう、棒の差し位置を調節します。長さが決まると、必要な本数の経糸(今回は70本)を、綾を取りながらこの整経機に巻きました。
綾を取るとは、経糸が順番に並んでいるのがわかるよう、一か所で上下させてそれを崩さないよう、紐などを通しておくものです。
この写真では上に見える太い紐が綾を取っている紐です。綾の左右2か所に紐を通しておけば一度決めた経糸の順番が狂うことがありません。
ちなみに、私の整経機は、糸巻き台、綾取り機、たいこの3種類の機材を組み合わせて使うもの、場所を取りますが、この整経機より頭を使わないでできるものです。
これは、計算が難しい、まだ、全然わかっていません。