角のみ機の刃です。
これで、ほぞ穴を開ける、なかなか美しい姿です。
丸いドリルが四角い鞘の中で回り、四角い穴を開けることができます。
ドリルは、上に抜くと外せます。
角のみ機は、おもに建具屋さんが使ったもの、この二つの穴はどんな時にあけたのか、わかりません。
今、建具屋さんは、完全にコンピュータ化しています。数字を打ち込めば、機械が自動的に材を運んで、自動的に刻んでくれます。
だから、旧型の角のみ機もヤフーオークションに出されて、我が家にも格安でやってくることができたのです。
これまで、角のみ機の刃は、ビニールハウスの仮設木工室に、お盆に入れて置いてあったので、金属は湿気にさらしたりしてはいけなかったのに、正直、なかなかしっかりと管理できませんでした。
やっと、ちゃんとした道具箱に入れて保管することになりました。
道具箱は、イギリス製、もともとは金庫だった箱だったのでしょうか。
1940年代から50年代につくられたものです。
これまでは、彫刻刀を入れていましたが、彫刻刀は軽いので、引き出しに移動です。
カギについている木札は、イギリスの木ではなくて、熱帯の木ラワンです。
持ち主の名前も書かれていたようですが、読めるのはM and Mくらい、あとは消えかかっていて、読めません。