2022年8月31日水曜日

デスク制作


そういえば、デスクをつくったのを、UPしていませんでした。
台所の調理台の甲板に使ったアオモリヒバがまだ残っていたので、それを接ぎ合わせて甲板としました。玄関を入ってすぐ、居間の一角、北向きです。


接ぎ合わせた甲板は重いので、夫と息子の2人がかりで運んで設置し、私が持ち上げた甲板の下に潜って受ける材を取りつけるという、3人係りの工事でした。窓枠が飛び出ているので、上から落とし込むのは無理、下から上へとはめました。
デスクは完成してすぐに、夫の物置き場と化しています。


夫は、片づけを怠っているように見えて、一つの工事に必要なものをまとめて置いている場合が多いので、触るのは問題ですが、支障のない範囲でちょっと片づけてみました。


デスクの奥行きは67センチ、柱から柱までの幅です。
手前に柱がある場所に甲板をはめる場合、斜めにして入れたものを、水平に直すということになります。ところが、甲板には厚みがあるので、対角線の方が長い。斜めに入れたものをまっすぐに起こすのは不可能です。そのため、あらかじめ左端の木口を斜めに欠いています。欠いた部分は柱の陰に隠れて見えませんが。


さて、寝室につくる作業デスクの場合、幅は130センチと居間のデスクより狭いのに、奥行きが柱から柱まで79センチあります。
そんな深いデスクをつくっても窓は開閉できないし、使い勝手も悪い。浅いデスクをつくります。
アオモリヒバはもう十分にはありませんが、幅広の杉板がありました。


この杉材は、このままの姿でテーブルにするための材だったのか、端は木なりにカーブしたままでした。まっすぐに切ってしまうと奥行きは56センチしか取れないのですが、1辺だけまっすぐにして、残る1辺をそのままにしておけば、両脇がちょっと広くなります。というわけで、そのまま使うかどうか迷いましたが、切り落としてまっすぐにしました。
また、表面は木目が目立つように凸凹に加工(木目加工?)してあったのですが、和風仕上げというのはどうも苦手、凸凹を落として、平らにしました。


ここも、窓枠の下に備えつけるので、下から上にと叩き上げて設置します。その場合、斜めに切った板端が見えてしまうので、いっそ両方とも斜めに加工するかどうか、思案中です。


さて、夫は居間の天井の一部を引っ込ませて、エアコンディショナーを取りつけていました。
ずっと床下に取りつけるつもりで工事してきましたが、冷たい空気は下に行くので、高いところに取りつけた方がいいと判断したものとみえます。


あまり目立たないしメンテナンスも楽なので、よい決断でした。


もっとも、床下への入り口は大きく開けて、中にはコンセントも取りつけているままですが。




 

2022年8月30日火曜日

居間の棚の造作


居間の長椅子を置く後ろの棚をつくっています。60センチほどの高さから棚をつくり、暖かい空気を床下に送るダクトは、板で隠します。
棚の下は、その前に長椅子を置くので使えない空間、ただ閉じてしまいます。


破風板をボンドで張り合わせた甲板を乗せます。


壁は柱より引っ込めて張っているので、壁と柱に1.5センチほどの段差があります。最初から、ここに棚をつくることは決まっていたのだから、壁を引っ込めないで張っておけば造作は簡単だったのですが、壁を張るときには、それはそれで精一杯で、なかなかそこまで思い至らないのでした。
というわけで、甲板を柱につけて置くと壁との間に隙間ができるので、隙間には細い材を足して穴を塞いでいます。


ダクトの両脇には板を立てました。


それに板を張っていきます。


あと一息。


両脇の棚は、梁の高さまでにするか、梁の下にするか悩みましたが、梁の下までの棚にすることにしました。棚の上にも、何か置くことはできますし。
ところで、棚に中にコンセントが2か所もあることになります。使い勝手は悪そうですが、きっと使わないことになるのでしょうね。






2022年8月28日日曜日

食い合わせ

季節を通して、果物なら何でも好きですが、夏はスイカです。
昨日は、農産物直売所で直径27センチもある大きなスイカを買ってきました。人数が多いから大きいスイカを買ったのではなく、ほぼ2人だけで食べるつもりです。
息子たちには小さいころよくスイカを食べさせたはずなのに、そんなに好きでもないようですし、はなちゃんには勧めてもだいたい要らないと言われ、一度食べるのを見ていたら神経質に白い未熟な種を全部取るのに、えらく時間がかかっていてめんどくさそうだったので、以後、勧めていません。


スイカは半分に切らないと冷蔵庫に入りません。
いろいろ押しのけてやっと突っ込みましたが、半分に切るときに少々切り分けて、冷えてないけれど甘いスイカを楽しむことにしました。
「これを揚げてもいいかな?」
と夫、手に持っているのは油で揚げるばかりになっている下ごしらえの済んだ冷凍のきびなごです。
昨夜は、次男家族は留守、糸島から遊びに来ている長男父子も東京に行っていて帰ってこないので二人だけ。のんきに遅くまで作業して、夕飯の支度を後回しにして一息ついていたところだったので、夫が食べるものをつくってくれるのは大歓迎でした。
スイカを食べ終えるころ、美味しそうに揚がった10匹ほどのきびなごに、胡麻ドレッシングを添えて差し出されました。
「一人でこんなに食べていいの?」
「半分ずつにしたから」
きびなごを食べながら、スイカと天ぷらは食い合わせてはいけないと言われていることを思い出していました。つい先日も、あんてぃかーゆのブログで、戦前の薬屋さんのおまけか、食い合わせてはよくないものを描いた紙を見たばかりでした。

以下、写真はあんてぃかーゆからお借りしました

あんてぃかーゆのブログには食い合わせてはいけないものを描いた紙が3枚紹介されていましたが、スイカは食い合わせてはいけないものの代表の一つのようで、3枚ともに描かれていました。


1枚目の紙には、スイカは二度も登場します。スイカと天ぷらは知っていたけれど、スイカとキュウリというのは、初めて知りました。
左上から、黒砂糖と竹の子、海老となつめ、かにと柿、しょうがと兎、つくしと赤貝、まつたけとあさりなどが見えます。
兎、なつめ、つくし、赤貝、まつたけなど、描かれている多くは、今では一般的な食材ではありません。


2枚目の紙には、スイカと天ぷらではなくて、


スイカと干鱈、しかも食べると命にかかわると書かれています。ほうれん草ときのこも命にかかわるとは!
かつて、抗生剤のなかったころ、子どもが下痢であっさり命を落とすことが、今では考えられないほど多かったのかもしれません。


3枚目の紙に描かれているのはスイカと天ぷら、定番の組み合わせです。


食い合わせが悪いといわれている食材には根拠があるのでしょうか?

スイカは成分の90%が水分だそうです。そのため、スイカを食べて胃の中に水分が多くある状態になると、胃液が薄まって消化能力が下がってしまう。そこに、油で揚げたものを食べると、普通の食材を食べるより胃に負担をかけてしまうのだそうです。
では、揚げものは、麦茶やビールなど飲みもの一般と相性が悪いことになるのに、なぜスイカだけが定番のように取り上げられてきたか、その理由はわかりません。

さて、食い合わせの悪いものを食べた私、何ともありませんでしたと言いたいところですが、今朝起きた時胃が硬かったのです。昨夜食い合わせの悪いものを食べたことはすっかり忘れていたし、硬い胃も温冷浴で治ってしまったのですが、今考えるとスイカと揚げものの食い合わせが原因だったのかもしれません。





 

2022年8月27日土曜日

100均のプラレール

たけちゃん父子が来ています。


1年前に買ったときはまだ関心を示さなかったレール組み立てのおもちゃ、今年はポイントを切り替えたり、踏切のところで開くのを待ったりと、楽しみ方が増しています。


おかしかったのは、子猫たちの参入です。それまで座布団の上で眠りこけていたのに、電車が動き出した途端、目が釘づけです。


タマはちょっと離れたところに鎮座して見ていますが、マルは積極的です。


しかし、マルも電車が近づくと逃げます。


タマはたけちゃんの後あたりから動きません。


レールを組み立てたお父さん、それを見たたけちゃん、動く電車に釘づけだった猫たち。
誰が一番楽しんだのでしょう?





 

2022年8月26日金曜日

メルカリ、初体験

暑い日が続いたころ、涼しいパンツはなかったかと衣装ケースをかき回していたら、インドのパンツが出てきました。


上下おそろいだったはずなのに、チュニックは見当たらなくて、パンツだけありました。


はいてみたらまぁ楽なこと、快適です。
ただ、40年も前のもの、生地が擦り切れて穴が開いています。 このまま、型紙もとらずに捨てるのはもったいない、というわけで同じものをつくろうと思い立ち、手持ちの布をあれこれ思い浮かべてみましたが、適当な布が思い浮かびません。というわけで、アフリカの布をネットで覗いてみました。
アフリカンプリントは、生産地もいろいろ、模様もいろいろです。
ガーナで暮らしているとき、女性たちが身に着けている布を見て、「あれと同じのが欲しい!」と思うこともありましたが、市場で同じ布に出逢うことは、ほぼ皆無というほど、模様は豊富でした。当時の布は、インドネシアやオランダなどでアフリカ向けに蝋染めしたり、蝋染め風にプリントしたりしたもの、模様は大胆でしたが、色は白い地色に黒+茶色+黄色など渋いものが主流でした。
ネットで見る今の布はカラフルなもの、中国などでもつくられていますが、アフリカでつくられている布がおもで、いろいろなネットショップで売られていますが、これはと思う布には、なかなか出逢えません。


そんな中、この布が目に入りました。
ネットショップで売られているのではなくて、今まで一度も利用したことのないメルカリで出品されている布でした。スマホ利用を基本とするメルカリは、長くスマホを使ってなかった私には関係がなかった存在で、参入する手続きにもハードルがありました。
しかし、欲しい一心で手続きをクリア、1ヤード手に入れ、通信欄でもっと欲しかった旨を出品者に使えると、もう1ヤードだけ在庫があるとのこと、再度注文して、合計2ヤード手に入れました。


裏表、色の出方が同じろうけつ染め(バティク)です。
大満足でしたが、よくよく考えるとアフリカプリントを探した目的は、パンツをつくるということでした。パンツにはこの布は堅牢すぎます。糊引きしてあるので洗うと少しは柔らかくなるとはいえ、目が詰んでいて、張りがあってしっかりしすぎています。


というわけで、もう少し生地が柔らかいタンザニアのキテンゲを使うことにしました。
ろうけつ染めではなく工場プリント、布の表裏の違いがくっきりしています。
寒くなる前にできるといいのですが、まず穴の開いたパンツから型紙を起こさなくてはなりません。






2022年8月25日木曜日

中途半端なブリキ缶

これまで、ブリキ缶に惹かれて買ったお菓子がたくさんありました。
鳩サブレーの缶のように、いくつあっても役立つ缶もありますが、小さいのや中途半端な大きさの缶がたくさんあっても、入れるものはないし捨てにくいと、買うのは自重していました。


ところがしばらく前に、この「神様のいたずら、ネコクッキー缶」に出逢いました。ネットで見たけれど高いので買わなかったのに、一度見たからかいつまでも案内が送られてきて、数か月経って、20%オフになっていました。
「えっ、20%オフ?」
20%オフという言葉は耳に甘すぎる、つい買ってしまいました。


手づくりクッキーはそれなりに美味しくいただいたけれど、問題は缶です。
直径は12センチと使いやすそうな大きさですが、深さが10センチもあり、深すぎます。深さがある容器の場合、下の方になったものは使いにくくなくなるので、同じものを入れるのに適していますが、クリップとか髪留めのゴムなど、この缶をいっぱいにするほど持っていません。
洗濯ばさみにはよさそうですが、決まった容器があります。


はなちゃんとクッキーを食べながら、
「この缶をひとつ使う?」
と訊いてみたら、
「何を入れたらいいかわからないから、要らない」
と言われてしまいました。はなちゃんの方がずっとかしこい。というわけで、缶はクッキーを食べてしまった今でも、寂しく転がっています。
何を入れましょう?






 

2022年8月24日水曜日

猪の上をいく?

ここ2年ぐらい、庭やその周辺をイノシシに荒らされることなく来ました。


ところが先日、草を刈ろうと生垣の外に出てみたら、斜面がめちゃくちゃに掘り返されていました。ここは他人の土地、でも放っておくと家から丸見えで見苦しいし、クズや篠竹がどんどん攻めてくるので、10年ほどかかって開拓し、その後草刈りを続けている土地です。
早速夫に知らせると、
「庭でなくてよかったじゃないか」
と言いました。
そういう問題?
ここを手始めに掘ってみたということは、いつでも、どこにでも入ってくることができるということ、しばらく鳴りを潜めていたのに、また増えているのかもしれません。

ただでさえ傾斜地で足場はよくないのに、掘り返されると凸凹して、草刈りに支障が出ます。そこで、刈り払い機の刃がもう傷んできているのを幸いと、土ごと掘って、平らにすることを試みました。スコップや鍬で平らにするのは気の遠くなる作業なので、動力を借りてやってみたのです。


しめしめ!
結構平らになりました。イノシシもびっくりです。
「今年は草刈りが追いついてないなぁ」
とは、毎年言っているセリフです。
この写真の奥の方、生垣のそばにセイタカアワダチソウが伸びているし、生垣の剪定もできていません。


イノシシが潜める場所はそこいらじゅうにあるので、気長につき合っていく以外ありません。
昼間は出てこないのを幸いとしましょう。






 

2022年8月23日火曜日

プラスティックの扱い方

以前は月に1回、自治体が粗大ごみを回収してくれていましたが、しばらく前から、粗大ごみの回収はしなくなりました。そこで、たまった粗大ごみをクリーンセンター(ごみ処理場)に捨てに行きました。


以前のクリーンセンターは別の場所にあり、ものによって捨てる場所がわかれていて、場所によっては唐箕など古い農機具などが積んであって、そこから使えるものを拾ってくるのが得意な友人もいました。
ところが新しいクリーンセンターはもっと進んでいるというか建物があるだけで、むき出しのゴミの姿はまったく見えません。まず、車の重さを計ったあと燃えないごみを捨てる入り口に行くと、シャッターが自動で開きました。中には人がいて案内してくれ、そこで降ろしてもらえたゴミはほんの少々でした。
壊れたコンテナや大きな植木鉢などは、プラスティック製なのに、燃えるごみの方に運んでくれと言われました。一時、プラスティックを低い温度で燃やすと有害物質であるダイオキシンが出ると騒がれたことがありました。それが、200度まで一気に火力を上げる炉が開発されて、そんな炉を使うとダイオキシンが出なくなりましたが、それでも分厚いプラスティックを燃えるごみとして燃やすことに、ちょっと抵抗がありました。


そんなことを、帰ってきてから息子に話すと息子は、じつはプラスティックを一緒に燃やさないと火力が上がらない。分別が進んで火力が上がりにくくなっているので、わざとプラスティックを混ぜて燃やすのだと教えてくれました。
「えぇぇ、本当?」
なんか、納得できませんが、空き家の整理をしている友人をときおり手伝っている息子の言うことなので、真実なのかもしれません。


コペンハーゲンでは、ごみ処理場から出た熱でお湯を沸かし、それをパイプで流して、近隣の一般家庭の暖房を、ただでまかなっていました。
近隣一帯にパイプを引くとなると初期費用が掛かるとは思いますが、市のクリーンセンターでは熱が無駄になっているようで残念でした。






2022年8月22日月曜日

ものが増えた

M+MのMちゃんと、骨董市に行きました。
おもちゃ骨董のさわださんが、犬のジュリーを連れていません。訊くとジュリーはお留守番をしていたとき、ケージの中にいて腕を骨折して2週間入院、やっと退院したばかりだとのことでした。
どうも、ケージの隙間に腕を差し込んだまま、無理な動きをしたようでした。
折れた腕に添え木をつけるとき(全身麻酔した)も、添え木を外すときも、ちっともじっとしていないので、大騒ぎだったようです。
「こんな元気な犬は見たことがないと言われちゃった」
と、さわださん。他人さまの犬ながら、ジュリーには少し落ち着いて、さわださんに心配をかけないでもらいたいものです。

さわださんの店には、小さな貝細工がありました。全部貝でできている人形が300円。どうしようかなぁ、これ以上ものを増やすのも何だしなぁと思って一旦スルー、まことさんの店に行きました。


まことさんの店には、大きなお鷹ぽっぽや土人形と共に、鳴子系のこけしが1体置いてありました。ちなみに、さわださんの店にはいつもこけしが何箱かありますが、手に取って見たこともないし、他の店でこけしに関心を寄せたこともありません。
200円という値札がついていたからか、そのこけしを手に取ってみました。しばらく誰も触ったことがなかったみたいで、こけしは首が傾いていましたが、まっすぐに直して回すと、キュッキュッと鳴きました。
鳴子系のこけしは、首をひねると鳴くのが特徴なのです。


鳴子は、私が初めて伝統的なこけしを見たところだったからか、他の地でつくられたこけしより親しみがわきます。鳴くこけしがもう1体くらいあってもいいと思って購入(というほどの値段でない)、松田康雄さん作でした。



こけしからちょっと離れたところには、農民美術の白樺のライチョウいました。
「大きい!」
飛騨高山のお土産もの、私の見た農民美術の中では、ずば抜けて大きいものでした。値札は100円。邪魔かなぁと思ったけれど、大きなライチョウを彫った人に敬意を表して、買ってしまいました。
さすがに大きなお鷹ぽっぽは買いませんでしたが、またまた我が家に置き場所を取るものが増えました。


我が家にある一番大きい農民美術の人形と比べて、この大きさです。
貝殻細工は、買いそびれて帰ってきてしまいました。




2022年8月21日日曜日

クロモス


クロモス(Chromos)とは、フランス語圏の呼び方、英語圏ではスクラップピクチャーとかダイカットと呼ばれている、裏に糊のついていない紙製のシールです。
切り離して、手紙やカード、アルバムの表紙や箱などにも貼って装飾しました。
私の持っているクロモスは、いずれもドイツ製で、1890年代から1920年代につくられたものです。


クロモスは多色印刷が発明された19世紀半ばに生まれ、その美しさと珍しさから瞬く間に欧州で大流行しました。
このクロモスは、表は艶のあるちょっと厚手の紙で、型押し加工(エンボス加工)されています。ドイツではどうだったのか、フランスでは、チョコレート屋さんや花屋さんがクロモスを宣伝のために配り、客、とくに子どもたちに大喜びされました。


天使と子どもたちのクロモス。これらをどう配置して貼るか、コラージュする人の想像力に任されました。


拡大して見ると、オフセット印刷がまだ使われていない時代の印刷技術である、石板多色刷り(リトグラフ)によってつくられているのがわかります。


カラー印刷が可能になり、おまけでもらったりと比較的手軽に手に入ったクロモスが日常生活をどんなに彩ったか、その喜びが伝わってきます。


クロモスは今でもつくられているようで、オリジナルのクリスマスカードなどをつくるアイテムとして使われています。


世界で初めての切手がイギリスでつくられたのは1840年。当時の印刷技術から黒白と青白の一色刷りでしたから、多色刷りがどんなに嬉しいものだったか、想像に難くありません。


日本で言えば、竹久夢二の時代です。