救急箱(薬箱)は、食器棚のわきの、出し入れしやすいところに置いてあります。
この籠です。
救急箱の下は掃除機入れ、上は果物鉢、その上は菓子器です。
ところが、消毒液を使おうとして開けてみると、中がめちゃくちゃになっていました。
中も見ず、救急箱の蓋をちょっと持ち上げて、とりあえず入れておいたものなのか、
「もし、痛くなったら飲んでください」
といただいた、歯医者さんの痛み止めが、袋ごと、四つも五つも入っていました。使用期限の過ぎた目薬などもあります。
長い間、救急箱を開けなくても過ごせたことを感謝しつつ、整理しました。
なぜ、数年も救急箱を開けなくてもよかったのでしょうか?
理由はこれです。
しょっちゅう出番のある絆創膏だけをは、別の救急箱に入れて、コンピュータのある部屋の、夫と私の机の真ん中の柱に掛けています。
椅子に座りながらも、手を伸ばせば届くところです。
日常生活では、小さな傷をすることも多く、この救急箱の中には、時には多すぎるほどの絆創膏が入っていることもあります。
壁掛け用の、小さな救急箱は、イギリスのものです。
薬箱と言えば、富山の薬売りの置き薬の箱があります。
でも、小さいころ過ごした倉敷では、このような薬箱は見たことがありませんでした。置き薬は、壁にかける、(たぶん二段になった)状差し型の容器に入れていました。
どうやら置いてもらう地域によって、あるいは置く薬屋さんの住む地域によって、引き出しのついた箱型の薬入れと、状差し型の薬入れとがあったようでした。