昨日は午後から雨、夜半には風も強まっていました。
八郷盆地では、雨の次の日には地上に霧が満ちて雲海ができ、それが下の方からゆっくりと上がっていくのですが、
今朝は全部強風に吹き飛ばされていて、朝からどこまでも晴れ渡っています。
それにしても、木がうっそうとしすぎて、山の稜線が見えなくなってしまっています。これで、右手のイチジクの葉が大きくなったら、もっと緑の壁ができてしまいます。
春先には目を楽しませてくれた桜も、ただの緑になって、今は視界を邪魔しています。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」
と言われていますが、自分で植えたものとはいえ、ときおり桜を伐ってしまいたくなります。お花見はいっとき、よその桜でもできるし、山の稜線の変化は長く楽しめます。
神宮の森では200本の木の伐採計画があるし、千代田区では、未明に警察まで動員してイチョウの木を反対にもかかわらず伐り倒してしまいました。
「愚者は木を伐る、賢者は木を残す」
という諺があります。
他人事としては大納得ですが、自分事となるとどうだか。
家の北側に植えた、カツラとトチノキ、植えたときは50センチにも満たないひょろひょろの苗だったので、家から十分離して植えたつもりでしたが、大きく育った今となっては近すぎます。
それでも、カツラは葉がきれい、トチは葉も花もきれい、もうちょっと離して植えればよかったものの、文句はありません。
ただ、食卓のあるところは、昼でも食事するとき、暗くて電気をつけたくなります。
建設中の息子の家も、テラスからもまったく見えません。