先日、骨董市に行ったら、水屋さんの店先に磁器人形の入った箱が置いてありました。
磁器人形と言っても、戦中戦後につくられた、薄くて軽い磁器人形ではなくて、ずっしりと重い、釉薬がかかってテカテカと光っている、絵つけの単純な古い磁器人形です。
人形たちの中に、招き猫を持った童子がいました。
招き猫持ち童子だけ欲しいのですが、おそらくまとめて売っているものだろうと、水屋さんにたずねてみました。すると、案の定一括売りでしたが、優しい水屋さんが市場で買った値段でいいと言ってくれました。磁器人形なら2体、多くて3体しか買えない値段です。
やったぁ!
というわけで、箱買いをしました。
招き猫持ち童子。
我が家に前からいる招き猫持ち童子より、一回り小さいけれどそっくりです。
大きい方を原型にして型をつくって成形し、焼いたら縮んでちょうどこのくらいの人形ができそうです。
他にも、おもちゃで遊んでいる童子たちがいました。
左から、お馬ごっこの棒馬(ぼうま)持ち童子と招き猫持ち童子。ダルマ持ち童子は紐でダルマを押さえて、お馬ごっこをしているように見えます。そして太鼓叩き童子。
一回り小さいのは、花持ち童子と、犬持ち童子です。
鶏、兵隊さん、何も持っていない童(わらべ)。鶏の顔は残念ながら左半分は欠けていました。
這子(ほうこ)。
我が家には先住の這子が2人いたはずと探したけれど、1人しか見つかりませんでした。
この男女児ペアは、ヨーロッパの人形を模したものでしょう。
そして、この2人は中国の人形を模したように見えますが、どうでしょう?
左の女の子は人形を、右の子は花籠を抱えています。
瀬戸でつくられたこれら磁器人形は、どんな人を対象につくられたものでしょうか?
土人形の自在な形や彩色の見事さに比べると、あまりにも素朴です。
そして、もし国内向けではなくて輸出向けだったとしたら、ヨーロッパの磁器人形とは比べものにならないほど稚拙です。
ネットで「磁器人形」と検索して出てくるのは、精巧なつくりのスペインのリヤドロやドイツのマイセンの磁器人形(フィギュリン)ばかりです。
写真上はヘンゼルとグレーテル、下は戦後ドイツでつくられたゲーベル人形、ヨーロッパのフィギュリンです。マイセンなどのフィギュリンは高くて買えないけど磁器人形が欲しい西欧人が、代替として日本の磁器人形を買うとは、あまりにも違いすぎて考えにくいものがあります。
瀬戸あたりに行って調べたら、磁器人形がかつてたくさんつくられた経緯がわかるのかもしれません。
招き猫持ち童子たちは、お仲間ができて、とても喜んでいるように見えます。















































