目星をつけたものは、かなり下の方に置いてありましたが、フォークリフトで、次々と上の材木を動かし、見せてくれました。
古くて、ちょっとダメになっているところもありましたが、目星をつけたのに決定、二本買いました。
太くて、そのままでは家に帰ってから持ちあげることもできないので、二つに割ってもらいました。
大きな機械で、正確に二つ割りします。
よかった。
物理的には我が家の万能木工機についている縦挽きの鋸でも割ることができますが、こんな重くて長い材ではほぼ無理です。
万能木工機には、この写真にある円筒形のような、横と上から材を抑えるものがないので、二人で材を押したり引いたりするだけでなく、鋸刃の位置で材を、横についているガイド板に押しつけて、ゆがまないようにしなくてはなりません。
直径の大きい丸鋸もありますが、100ボルトで力が弱いし、堅木なので抵抗も大きく、丸鋸を使っても、こんなに長い材を切るのはたいへんです。
手鋸で挽いていた富嶽三十六景のころはすごいなぁ、現代人は機械の前にひれ伏してしまいます。
二本目を切っています。
挽き終わった材は、手前の人が一本ずつ体重をかけて材の反対側の端を浮かせて、その端を左側のローラーの上落とすと、簡単に移動しました。そのあと、ローラーの電源を入れると、材は奥で待っているフォークリフトのところに、難なく運ばれて行きました。
そしてそのまま、軽トラックに乗せてもらって、
紐までかけてもらいました。
家で降ろすときは、私は5キロ以上のものを持てない半人前の身体なので、抑えたり押したりするくらいしかできず、夫が四苦八苦、なかなか大変でした。
製材機恐るべし、フォークリフト恐るべし。
ところで、この框は、戸のレールの内側につけます。
レールの外側のコンクリートにはタイルを敷きました。レールとタイルの隙間には、これからカラーモルタルを塗って、穴埋めします。
タイルは、立ち上がりに貼るための細いのがなかったので、四角いタイルをタイルカッターで切りました。
レールは戸袋の中まで敷いたので、戸袋に戸を全部収めて、全開にすることができます。
框は、レールより7、8センチ高くなります。
框をつけたあと、室内には、根太を置いて断熱材も置き、そこに足場板で床を張ります。足場板とは、八寸(24センチ)幅、一寸五分(4.5センチ)厚の、比較的安価な杉板のことです。