2011年4月6日水曜日

場所を得たラタンの扉





二階の踊り場や渡り廊下などには、手摺りを渡しています。
手摺り一本で、大人には大きな安心感がありますが、手摺りの下は透け透けなので、赤ちゃんや幼児が来ると危険で、
「二階にのぼっちゃダメ」
と禁止するか、幼児のお母さんがついていなくてはなりません。
そこで、もう少し安全にすることにしました。




バンコクに住んでいた頃、上下二段、横に三列の、低くて長い事務所用の木の戸棚を食器棚として使っていました。扉がなかったので、ラタンの家具屋さんでパネルを六枚つくってもらい、下に蝶番をつけて、手前に開けるようにして使っていました。
帰国するとき、戸棚はあまりに長すぎるので(230センチほど)、日本では使えないと考え、友人に譲りましたが、ラタンのパネルだけは、外して持って帰っていました。そして、そのパネルは、以後30年も、使うことなく持ち歩いていました。あ~あ。




そのパネルを、手摺りの下に取りつけるため、枠を作ります。
溝切りカンナで溝を彫った枠に、




パネルをはめて、固定します。




そして、その枠の、上下の溝の部分にビスを打って、柱に留めつけます。




できあがった柵です。




渡り廊下の左右も、視覚的にも実際も、格段に安全になりました。




渡り廊下より巾の広い、階段踊り場の、手前の手摺りの下には、一枚だけ残っているパネルを、どうやって留めつけようか、まだ思案中です。
そして、踊り場奥の、戸棚の両側の巾の狭い手摺の下には、また別の方法で柵をつくらなくてはなりません。


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