2011年5月1日日曜日
しゃもじ
地震で作品や窯が壊れ、開催が危ぶまれた、大型連休中の益子と笠間の陶器市、出店数は例年より少なめとのことですが無事開催され、お客さんの出足もまずまずのようです。
我が家のお隣りにある、工房「八郷910」は、いつも益子に、木工品とキーマカレーの店を出しています。
そのお店でカレーを食べ、買ってきたご飯のしゃもじです。
仏さまの手のひらのような、優しい形です。
我が家のしゃもじは数年使うと、変形します。
今、普段に使っているのは、オノオレカンバ(斧も折れるほど堅い樺という意味)のしゃもじですが、そうとう歪な形になっています。
いつだったか、しゃもじがすり減る話を母にしたら、
「家ではそんなことになったことがない」と、使っているしゃもじを見せてくれたことがありました。もしかしたら、そんなことになっているのは我が家だけ?
知りませんでした。
ご飯をよそうのは、いつからか夫の役目です。
ご飯はお鍋で炊くので、蒸らしてもこびりついていますが、それをしゃもじでがりがりと剥がしとります。だからでしょうか、しゃもじが歪になっていくのは。
もっとも、バターナイフなども、トーストしたパンに塗るだけなのに、しっかりすり減っています。
普段使いのしゃもじは、歪さがどうにも我慢できなくなったときに交換しますが、ちらし寿司をよそったりする、出番の多くないしゃもじは、変形もせず、長寿を保っています。
右は、大叔母からもらったおひつについていたもの、塗のおひつは変形して蓋が閉まらなくなり、使えなくなりましたが、しゃもじだけ残っています。左はその昔、友人のNさんにいただきました。杉のおひつによく似合います。
右はインドのチークのしゃもじ、左はタイのしゃもじです。
引き出しの中に、しゃもじや杓子などが並んでいると幸せな気分になるので、全部がすり減ってしまわないよう、一応心がけているつもりです。
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