骨董市で、
「粉ミルクの匙だよ。森永と明治があるよ」
とさわださんに声を掛けられ、きれいなのを選んだら明治でした。
「森永?汚いからいいや」
とその時は、粉ミルクの匙は一本だけ、あとままごとの匙もあったのでいただいてきました。
午後になって、
「やっぱり二種類ある方が面白いかな」
と思い直し、再度骨董市に行ってみました。三時前なのに、骨董屋さんたちはみんな、品物を並べていた場所に車を乗り入れて、帰り支度をしていました。
さわださんも、ほとんど箱詰めが完了していましたが、幸いまだ匙を車に積んでいませんでした。
赤ちゃんが直接口に入れるものではないとしても、森永の匙はこんなに汚い仕上がりです。切断面がギザギザしているだけでなく、先端が欠けています。
でも、匙だけ数本まとまってあるということは、もしかしたら同じ工場でつくられたものが出てきたのかもしれません。
メーカーから突き返された不良品の可能性も考えられます。
森永の匙のエンボスです。「森永ドライミルク約三g」と書いてあります。
明治乳業はロゴだけ、「スリ切約三瓦」と書いてあります。
明治の方が、「すり切り」と書いてある分、親切でしょうか。
それにしても、三グラムを三瓦と書くとは、いったいいつごろの粉ミルクだったのでしょう。
2 件のコメント:
いやーこんなサジだったのですねー
三人ともこれで育ちました。
昭ちゃん
あはは、そうだったんですか。雪印もありましたね。今でもあるのかな?森永は甘くて、赤ん坊が喜んだ(笑)ような記憶があります。缶についている赤ちゃんの顔とか、哺乳ビンはよく覚えていましたが、こんな匙がついていたかどうか、私もすっかり忘れてしまいました。なにせ大昔のことなので(笑)。
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