ふぢこさんから、ブラジルのパラゴムの種でできた人形をいただきました。
種や実のテーマだと、たとえ人形であっても、これまではもう一つのブログ、『私の拾いもの』の方でUPしていました。
パラゴムの種の人形も、素材で考えるなら『私の拾いもの』の方ですが、人形で考えるなら、『八郷の日々』だと、迷ってしまって、今回は両方にUPしてみました。
パラゴムの種の人形は、男性四人と女性一人です。
バナナの房を持った人、蛇を持った人、バナナと半分に割ったアボカドのようなものを持った人、赤ちゃんを抱いたお母さん、そしてカヌーに乗った人、みんな頭にはオウムの羽根飾りをつけています。
台座に「MANAUS」と書いてあるのは、かつてゴムの集積地であったマナウスのお土産だからです。
もともと、パラゴムの木はアマゾンの熱帯多雨林の中にしか生えていませんでした。
19世紀の末、ゴムの需要が高まるにつれ、ブラジル国外持ち出しを禁止されていたにもかかわらず、イギリスが再三、種の盗み出しを試みます。そして、とうとうイギリス植民地であったマレーシアやセイロンでの栽培を成功させました。
熱帯林に散在しているパラゴムの木から樹液を集めてくるアマゾンの粗放的なゴム生産は、東南アジアのプランテーションに勝てず、一気に退廃してしまいました。
その後、マナウスは、アマゾンツアーの観光拠点として、再び活気を取り戻して今日に至っています。
頭も身体もパラゴムの種でできています。
小さい赤ちゃんの材料も、模様からするとパラゴムの種のようです。堅い種ですが、小さくなるまで削ったものでしょうか。
さて、以下は我が家に棲息する、自然素材をそのまま活かした人形たちです。
ドングリの袴の人形。
クルミの殻人形。
おもちゃコレクターのいいじまさんからいただいた、タニシ人形。
銀杏人形の招き猫。
その昔、東京御徒町の駅の中に出ていた屋台で買ったもの、中国製です。
招き猫しか持っていないと思っていたら、招き猿もいました。
これもいいじまさんにいただいた、究極の「草人形」。
ハスの実のスカートの装飾も、帽子の装飾も、半端ではありません。
元同僚のくみこさんにいただいた、南アフリカのひょうたん人形。
鼻は、モダマの仲間の豆でできています。
赤ちゃんの鼻も豆でしょうか?
さて、ソテツの種の人形は、持ってなかったかしら?
最後は、ブラジルの人形集合です。
といっても、一番前の踊っている人形たちは、グアテマラの人形のように見えます。ブラジルに長いこと行っていた、もとお隣さんのえぐちさんにいただいたものですが。
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