カシの木を二本切ってもらったところは、落葉樹だけになり、これまであまり見えなかった集落が、枝の間から見えるようになりました。
集落や田んぼは、葉の茂る季節には、もちろん隠されてしまいます。
テラスの前に広がる斜面(他人さまの土地)の篠竹はほぼ刈り終えましたが、左寄りのところ、比較的緩い傾斜地の端に、まだ少しだけ残っていました。
これこれ。
ほんのちょっとですが、このあたりから伸びたクズが、その向こうの木々に登っていて、嫌な景色をつくっていました。
しばらく草刈りはしていませんでしたが、篠竹に対応するなら、クズの伸びない冬に限ります。
私の腕ほどの太さがあるクズは手鋸で切りながら、刈り払い機で篠竹を刈ります。
わぁぃ、刈り払い完了です。
刈るのはほんのちょっとでしたが、もつれた蔓を切り、篠竹ともども焼きました。
篠竹を刈ってしまった地面には、クズやスイカズラ、フジ、アケビなどの蔓根が、縦横に伸びています。わざわざ掘ってまで取り除きませんが、露出したのは切り取ります。
これで、緩やかな傾斜地の篠竹刈りは、一応の終わりを迎えました。もちろん、毎年のように草が生え、篠竹も生えますが、一旦きれいにしたところの草刈りは、ずっと楽です。
その昔の開拓者たちなら、きっと二ヶ月もあれば、刈り払い機もないのに全部刈れたかもしれません。しかし、軟弱もののいまどきの私、大工仕事をしながらの篠竹刈りだし、夏は庭の場所の草刈りもあるので、15年もかかってしまいました。
「裸にしておかないで何か植えたら、草の生え方が違うよ」
と樵のかとうさん。
「そうだなぁ」
他人さまの土地ですが、樹高の低い梅でも植えましょうか?
地主さんは、私の草刈りを感謝してくれるわけでもありませんが、もともと放置している土地なので、文句も言いません。
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