その匙を見たとき、あまりにもモロッコの匙と似ているので、びっくりしました。
スウェーデンの匙です。
色の白い方が、モロッコの匙です。
偶然の一致ということがあるでしょうか?
それとも、歴史の中で、どちらかがどちらかの真似をしたのでしょうか?
あるいは、スウェーデンの匙と思われていたものの、実際はモロッコの匙がスウェーデンにもたらされて伝わっていたという可能性も、ないわけではありません。
以前紹介したことのあったモロッコの木の匙は、オレンジの木でできています。
スウェーデンの匙の素材はわかりません。
匙の部分がお椀形をしていると、このような柄のつき方が、もっとも自然というわけではないでしょう。
お椀形の匙でも、いろいろな柄のつき方が見られます。
こちらは、コートジボワールに住むバウレ人の匙です。
フィリピンの北ルソンのイロカノ人の匙と似ています。
偶然の一致でしょうか。
コートジボワールのバウレと北ルソンのイロカノ。あまり接点が見つかりません。
似ているといえば、ヨーロッパの木の匙(を真似て日本人がつくったもの)と韓国のスッカラも、よく似ています。
また、調理用の匙ですが、イギリスの匙とジンバブエの匙もそっくりです。
もちろん、ヨーロッパの匙の方が先だったとは言えません。
ヨーロッパで、匙が普及したのは17-18世紀になってからで、ナイフ、フォーク、スプーンのセットで食事するようになったのは、19世紀ごろと言われています。
バウレの匙には、素敵な模様が彫られています。
4 件のコメント:
突然ですがイースターもハロウインのように
定着しそうですか、
イースターと言うと
フレッド アステァー・ジュデイ ガーランドのミュージカル
「イースター パレード」
カラー映画で1948見ました。
当時のハリウッドはミュジカル全盛期で鮮やかさに驚きでした。
youtubeで見られますよ。
昭ちゃん
どうですかねぇ。ウサギのお菓子やひよこの可愛いいお菓子、売れそうではあるけれど....。若い人の贈り物交換とか、出会いの場とか、特別な品物が便乗するとか、そんなところがなんとかならないと定着しないでしょうね。イースターの本来の祝い方とは全く違うけれど(笑)。
関係した話かどうか、相変わらず町おこし村おこしは、自分たちがハピーに暮らすより、季節の観光客誘致だし....。「金、金」というところから解き放れて、地に足をつけなくっちゃぁ、物事は好転しない、なんてお説教じみていますね(笑)。
半世紀前のアメリカでのハロウィンは、大人が仮装したりするのではなく、小さな子供たちがどこからか湧き出て、ひっきりなしにお菓子をもらいに来るお祭りでしたよ。
お椀型はちょっと不思議な形ですね。お椀の底じゃなくて縁に近い方に柄を付ける方が自然な感じがしますよね~、柄杓みたいに。この形にした理由を知りたい!棒に引っかけやすいとか?
hiyocoさん
そもそも、深いお椀型というのが、面白いです。
口の中に入れてしまうのではなく、小さなお椀を口元に持ってきたという感じで使うんでしょうね。でも、モロッコの縦長のお椀形のスプーンでカレーを食べると、スプーンそのものをやっぱり口に突っ込んでいまいます。もう口の中でつっかえますよ(笑)。
柄が細い棒になっているのは、きっと穴をあけた棚みたいな、スプーンホルダーのようなものがあって、そこに差すためにつくられているのだと思います。木ですから、使ったら乾かさなくてはなりませんが、スプーンホルダーがあれば、そこに差したまま乾かせて収納にもなります。
私もつくってみようかなぁ。普通の板では面白くないので、漂着した板を拾うといいけれど、今どき木の難破船なんてないし、長期計画になりそうです(笑)。デンマークのオープンミュージアムに、ある島で若い夫が、材料を買うお金も島を出て材木を買いに行く暇もないので、流木だけ使って家を建てたと説明のある小屋を見ましたが、ドアも素敵、家具も素敵!とっても素敵でしたよ。
話がすっかり逸れちゃいましたね(笑)。お椀と柄の関係については不明ですが、棚に引っ掛けてみたら、ちゃんと引っかかりました。もしかしたら、スプーンホルダーがなくてもひっかけられるからかな?
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