骨董市で水屋さんの店にペン画が置いてありました。
これは、こんな風景が当たり前の時代に描かれたものだろうか、それとも茅葺き屋根など珍しくなってから描かれたものだろうかと見ていると、他のお客さんと話していた水屋さんがやって来て、
「これは版画じゃなくて描いたものらしいね。額縁を替えたらよくなるんじゃないかな。500円だけど」
と言いました。
500円なら資料(何の資料?)としていいんじゃないと買って来て、しげしげと見ると、家だか納屋だかは相当傷んでいるので、もうこんな風景がまれになってから描かれたものだろうと思いました。
額縁は画用紙用のシンプルなのに替えて、額縁に入っていた厚紙を切って縁に回してみました。
でもなぁ、絵を飾れるような壁はないし、もし絵を飾るとすると母の遺した
浮世絵や
おもちゃ絵の方がずっといいしで、この絵はお蔵入りになりました。
ちなみに、作者は青柳博さんという方です。
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