2025年6月8日日曜日

垂直ソーラーとウズベキスタン

昨日は、M+M家にSUICHOKU SOLARの社長のリーブシャーさんが来られて、ソーラーパネルを垂直に設置するとどんな利点があるのかというお話を、5、6人集まって聞きました。ちなみに、M+M家のMくんは、ソーラー電力の仕事をしています。


今、農地にソーラーパネルを設置してソーラーシェアリングというのが行われていますが、畑にあんなものをと歓迎しない農業従事者も少なくありません。ソーラーパネルが斜めだと足場も複雑で、その点垂直だと、足場も簡単だし、草刈りも楽だし、見栄えもそう悪くないとのことです。


リーブシャーさんのお話を聞くまで気がつかなかったのですが、お酒造りでも米の備蓄でも、かつては経験に基づいて知恵で行っていましたが、今はすべて電気による温度管理で、莫大な電力を消費します。それゆえ、SUICHOKU SOLARでは、工場の周りの田んぼなどに垂直パネルを設置して、工場には電力の供給を、そして田んぼの地主には賃料が入るようにしたいと試みています。
垂直ソーラーパネルは、パネルに埃が溜まりにくいことなどから、耐用年数も斜め設置のものよりはるかに長いようです。

そして今日、M+M家に泊まったリーブシャーさんご一家、お連れ合いと子どもたち4人がお隣のよしみで我が家にいらっしゃいました。
リーブシャーさんはドイツ人(母上はアゼルバイジャン出身)、お連れ合いはウズベキスタン人で、日本にはドイツ語の学校は神奈川県の港北ニュータウン近くにしかないので、学校の近くに住んでいらっしゃいます。
お父さんと子どもたちの共通語はドイツ語、お母さんと子どもたちの共通語はロシア語(ウズベキスタン語より将来役に立ちそうだから)、ここまではよくあることと別に驚きもしませんでしたが、ご夫婦の共通語は日本語しかなくて、お父さんとお母さんは日本語で話されているとのこと、びっくりしてしまいました。二人とも母国にいるときから日本語を習っていて日本に留学、日本で出会ったそうです。


2つの言葉だけでも子どもたちにとっては面倒だと思われるのに、家の外は日本語、父と母の語りかける言葉はドイツ語とロシア語、両親は日本語で話しているなんて、子どもたちの頭の中はどうなっているのでしょう?
それでも、マザータング(母語)はドイツ語ということでしょうか?


女の子は日本語を理解するのですが、男の子とはまったく通じ合わず、汗が出ました。

さて、ウズベキスタンは私の憧れの国です。
私は嬉し気にアトラスを見せたり、クルタを見せたりして懐かしがられましたが、
「そういえば、『乙嫁語り』知っている?」
と訊きました。
「知ってる、知ってる! あれ、ウズベキスタンではたくさんの人が読んでいますよ。みんな大好きです!」
「えっ、そうなんだ!」
『乙嫁語り』は、ウズベキスタンをよく知る日本人研究者たちに高く評価されているのは知っていましたが、ウズベキスタン人も好きだとは、なんと嬉しいことでしょう。





 

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