2011年8月4日木曜日

小谷真三さんのガラス





倉敷硝子の小谷真三さんを知ったのは、40年以上前でしょうか。
なんと、私の祖母の家、私が小さい頃育った家の近くに、他所からやって来られて工房を開かれたのでした。

当時、吹きガラスといえば、沖縄のものか、ときおり手に入るようになったメキシコのものくらいでした。そして吹きガラスは、分業というか、大勢で一緒につくるものでした。
それをたった一人でつくる、いわゆる「スタジオガラス」をはじめられたのが、小谷真三さんでした。

雑誌『アンアン』や『ノンノ』に掲載されたことから、小ぎれいに変身し、全国の町おこしの草分けとなった倉敷の街の目抜き通りにあるお店にも並んでいました が、なにせお一人でつくっていらっしゃるのであっちに一点、こっちに一点、あるいは写真だけで、数はありませんでした。

そこはご近所のよしみで、祖母に口を聞いてもらい、私はコップを半ダース手に入れました。




小谷さんは色ガラスも吹いていらっしゃいますが、私は無色のものが好きです。




ちょっと口を広げた小鉢も、あんみつや、かき氷を食べるのに嬉しい形です。
何の変哲もない、凝った形ではありませんが、重さや形がとても使いやすいのです。




小谷さんは今年で80歳になられますが、ますますお元気で、制作していらっしゃいます。小谷さんは、外村吉之介さん(倉敷民藝館 初代館長)から言われた四つのことを心にとめて、ここまでいらっしゃったそうです。

その四つとは、

健康で
無駄がなく
まじめで
いばらない

それがそのままガラスに表れているような、小谷真三さんのコップや小鉢です。


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