2011年8月29日月曜日

小さな魚篭と湯籠





朝から土砂降りだった、しばらく前の日曜日のこと、お昼近くなって、やっと霧雨になりました。
通りすがりに、ちょっと寄ってみた骨董市、お店もお客さんもまばらで、テントではなく車をお店にしているお店が数多くありました。

そんな中、馴染みの骨董屋さんの店で、この魚篭を見つけました。
何の変哲もない魚篭ですが、意外に見かけることがありません。




学生時代に、この形の魚篭を伊豆の下田で買って、夏にハンドバック替わりにしていたことがありました。これは直径19センチですが、もう一回り小さいものでした。

小さな蓋には、電車の切符など入れて便利。
ただお財布の中にコインが増えたりすると、紐が細いので手に食い込んで痛くなりました。

懐かしい!




この魚篭は古いし、底から側面へと上がっていく竹が、曲がり角で何本も折れていましたが、下田で見て以来初めて目にした魚篭なので、
「ここは、買わなくては」
と迷いがありませんでした。

というのは、以前、母がつくったお雛さまを、骨董市で千円で売っていたのに、買わなかったことがあって、反省していたからでした。
骨董市で、そうたくさんつくったわけでもない母のお雛さまに出逢うなんて、まずありえないことなのに、
「持っているからいいや」
と、通りすぎてしまいました。





魚篭は古くて、バッグとしては使えそうにありませんが、郵便局などに行く時よく使っているのが、この湯籠です。

以前、「いなりぐち」を編んでいただいたとき、おまけとしていただきました。湯の町別府で、温泉巡りをする時、手ぬぐいなどを入れて持ち歩く籠のようです。

小さめの籠バッグも持っているのですが、さらに小さいのが、使いやすさにつながっているようです。




底の真ん中が高くなっているので、まっすぐ立ちませんが、それもご愛嬌です。




おまけでいただいたくらいですから、値の張るものでもないと思いますが、とてもしっかりつくられています。




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