八月に来ていたシャントヌが、妹のMちゃんから夫へのお土産に持ってきてくれたものは、長い、ながーい、プリントのスカーフでした。
Mちゃんの通っている、デリー大学の学園祭の時つくられたもので、日本で言えばお祭りの手ぬぐいとか、はちまきといったたぐいのもののようです。
本から物語が飛び出している絵が描かれています。
道があって、楽団そのほか、いろいろな人々が登場します。
乗り物は、象もいればラクダもいて、自動車もバイクも、自転車もいます。
学生が描いたのだと思いますが、そこかしこに「インド」が散りばめられています。
いやはや、楽しい絵です。
と、道はここで終わっています。
とりわけ好きなところ、操り人形使いも、観覧車を回す人も、服装こそ違いますが、今でもいそうです。
操り人形使いは満員電車の中でも巧みに移動しながら、見せたり売ったりしそうだし、お祭りに観覧車はつきものです。
お菓子売りの箱に下げているのは、ジャスミンでしょう。
その香りがお客を呼ぶのです。
マリーゴールドやジャスミンの花飾り売りを見ると、お祭りのカラフルな喧騒が思い出されます。
そして、もっとも気に入ったのがこれ!
物悲しい顔で大真面目です。
インドに行って、街角でこんな人に出会いたいものです。
8 件のコメント:
これは楽しいですね、
日本の祭りでも子供のころはいろいろな大道芸やいかがわしい薬売りがありました。
お湯を沸かした釜が鳴ったり(釜鳴き仙人)とか、蛇を食べたり最後は薬をだします。
露天では「泣かせ」とか、、、、。
騙される方もやぼな事は言わないのがいいですね、
全部絶えました。
この絵から連想する戦前の思い出です。
昭ちゃん
おもしろいでしょう。インドは大道芸の天国です。中でも好きなのが、歯を抜く人。これまでどれだけ自分が虫歯を抜いたか、安心してお願いできるかを客に見せるため、地面に抜いた歯をうずたかく積み上げています。くそ真面目なんだけれど、おかしいですよね。
私も日本の大道芸を見ましたよ。小学生の時、全校生徒が講堂に集まって見たのは、腕に釘を刺して水の入ったバケツを引っかけてぐるぐる回したり、一升ビンを割って食べたり、紙に火をつけて食べたりするおじさんでした。もうびっくりでした。今の小学校だったらあり得ないですね(笑)。
小学校めぐりのいろいろなグループがやってきましたが、口の周りに入れ墨をしたアイヌの女性たちが踊るのが、ものすごく印象的でした。今考えると、寂しいですね。
春さんの話で思い出しました。
見世物小屋はときどき幕をあげてチラッと中を見せましたよ、
「代は見てのお帰り」の呼び込みで同級生生とよく入りました。
ガラスをばりばり食べたり生きた蛇を食べたり面白かったです。
口上も覚えていますよ、
「親の因果が子に祟り、生まれは千葉県印旛沼、、、、」(笑い)
昭ちゃん
あはは、生まれは印旛沼ですか。江戸時代、放蕩息子の勘当先は銚子だったようで、当時は千葉は、大田舎だったのですね。
ガラスを食べるのって、マジックじゃなかったんですよね。昔の人の身体はどうなっていたのでしょう?
これいいですね。素敵な絵柄♪ 何度でも見たくなる。沈んだ心の日でもこれを出せば気持ちが明るくなれそう!
hattoさん
楽しそうでしょう!
こんな人たちに出会ったら、目が輝いてしまいますね。
楽団がいますけど、きっと音が大きすぎて、音曲を楽しむどころの騒ぎではないでしょう。でも、心は浮き浮き♪
拝見するの遅れましたが、すっごくステキですね!
学園祭で、美大でもないのにこんな手のこんだスカーフが作られるなんて、素晴らしい~
めでたいモチーフのオブジェたちも、布も、どれも流行から一歩二歩三歩進んだセレクトでしびれました。。。
また遊びにきます(^0^)
くらりんさん
コメントありがとうございます。
見ていて楽しくなる、こんな絵が描けるなんて、ほんと素敵です。
絵心だけでなく、インドを楽しむ心の余裕が感じられました。
まあ、インドのものはポストカードであれ、クッションであれ、素敵な絵心がどこにでも溢れていますが。
また遊びに来てくださいね♪
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