もともとはクレーン車(ジャッキ)が二日間来る予定でしたが、諸事情で一日だけとなりました。本当に一日だけで大丈夫なんだろうか?
気をもんでも仕方ありませんが、大いに気をもんでいた数日でした。
上棟当日、私は材木を包んでいた紙やビニールを拾い集めていただけでしたが、それでも緊張が伝わってきました。
ちょっとした難関を迎えるたびに、何にもできないのに、やきもきしてしまいました。
クレーン車は一番乗りで、7時過ぎにはもう到着しました。
こんなに小さいのに、怒迫力です。
やがて、足場屋さん四人、大工さん三人が到着、クレーン車の運転手さんも一緒になって、テンポよく作業が進みます。
必要な材を見つけ出し、紐をかけたり、それを受け取ったり立てたりと、飛び回って力仕事をするのが、足場屋さんの役割です。
まずは、一階の柱をどんどん立てました。
木の梁をコンクリート柱の穴に通したりする、コンクリートと木との取り合いが、難しいところです。
立てた柱は、梁でつないでいきます。
お昼までに、一階部分はほぼ完成しました。
そして、昼食後二階の部分に移ります。
棟木を乗せる準備ができました。
棟木の片方の端はコンクリート柱に突っ込みます。
棟木が収まると、一つの山場を越えた感じがしました。
だんだん陽も傾いてきましたが、登り梁の設置です。
下で、屋根型に組んでおいてから、乗せていきます。
昨日の作業はここまででした。
今日はクレーン車なしで、上棟の続きです。
6 件のコメント:
おめでとうございます
最初の通過点ですね。
今までの工程が勉強になりました。
昭ちゃん
ありがとうございます。今日も冷たい朝だったのに、七人の方々が早々と働いてくれています。足場屋さんたちは、背骨を傷めていない時の私でも持てないような材を軽々と動かしていますし、大工さんたちは昨日とりあえず形を整えたところの微調整をしているようです。
当たり前だけれど、大工さんたちは絶えず曲尺を携えていますね。私は偽大工ですから、いつも片手に曲尺を持っていたことなど、あったためしがありませんが(笑)。
おめでとうございます!!!
すごーーーい。よくちゃんと組み合わさるもんですね。
ちょっと一安心ですね~。
hiyocoさん
ありがとう。それがねぇ、家は大きいものなのに、ちょっとした誤差でも、うまくいきません。そのたびに大工さんはプレカット屋さんのせいにするし、設計した夫もプレカット屋さんのせいにするし、プレカット屋さんは大変なのに割が合わない職業です(笑)。「じゃぁ、お前ら勝手に刻め」と言いたいでしょうね。
ちゃっちゃと、使いやすいように足場の形を変えたりする、機動力のある足場屋さんたちは今日で終わりで、屋根の下地ができるまで大工さんが来ます。
一安心でした。
おお、かっこええ~!!
こんな作り方があるんですね。
実は我が家も、元のカンタンな図面はオレが引きました。(笑)
壁量計算やら、確認申請など知り合いの建築士にやってもらい、大工やプレカットも知り合いのところで、安普請しました。
どんなのが出来上がるのか楽しみですね。
SHigeさん
家をつくることは、楽しめる人には、本当に面白い仕事でしょうね(と他人事みたいですが、笑)。
設計も、それをどうやって組むか考えて刻むのも、それを組み上げるのも、はらはらする仕事で、私には到底できません。「あと五ぶ」とか、いろいろな声が飛び交って、「上棟に何の責任もない一職人でよかった」と安堵の胸をなでおろした二日間でした。
いまのところ、ちょっと船のような形です。
広い作業場を確保しながら、このあたりの伝統的な納屋づくりで、美しいプロポーションを持った建物をつくりたいという夫の執念が結実しそうです。本人は膝が痛くて曲がらなくて(落ち着いたら、人工関節を入れる手術をする予定)歩くのもままなりませんが、執念だけがそこいらじゅうを歩き回っています(爆)。
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