ペルーのセーター

犬と暮らすようになって、着るものにはまったく頓着しなくなりました。
どんなものを着ても毛だらけにされたり、泥だらけにされたりするので、洗濯に気を使わなくてはならないし、取り替えて着る甲斐もないのです。
そのため、着心地のいい、度重なる洗濯でぺらぺらにうすくなった、穴だらけのフリースの、「着た切り雀」になっていて、いつもそのまんま、どこにでも出かけてしまいます。
昨日は、そうもいかなくなって、久しぶりにセーターを引っ張り出して着ました。

ペルーの手編みのセーターです。
両親の住んでいた（今も母は住んでいる）東京郊外の雑貨屋さんで、２０年ほど前に見つけたものです。

いやぁ、暖かかった。
三月に着ないで、もっと寒いころに着るべきでした。

手紡ぎ、手染め（たぶん）、手編みのセーターに、小さな蝶の刺繍が飛んでいます。
目立つ色より、目立たない色の刺繍が多いのが、奥ゆかしいところです。

じつは、同じラベルのセーターをもう一枚持っています。
別のときに、同じ店で見つけたもので、こちらは猫づくしです。
 

背中には、前身頃より大きな猫が刺繍してあります。

太い糸の上にさらに刺繍しているので、ちょっとした重さがあります。

数年前に、kuskusさんも、同じところでつくられたセーターを持っているのを知りました。
kuskusさんのは、暖色系のいろいろな色の糸をだんだら模様に編んだようなセーターだったか、デザインが全然違うものです。

ほかにも、同じところでつくられたセーターを着た人を、八郷に来たころに見かけたことがありました。それも、いろいろな色が混じっていたけれど、kuskusさんのとは違う感じのセーターでした。
もしその方が八郷に住んでいるとしたら、はるばるペルーから来たセーターが八郷に四枚もある！それって、不思議なことだと思いませんか？
ほかのところでは、このセーターを見かけたことはありません。

赤いのは、ちょっと派手になったでしょうか？