2016年7月15日金曜日

猫のプリペイドカード


カッターの替え刃を取り出そうと、文房具の引き出しを開けたら、その下にプリペイドカードが仕舞ってありました。
あれあれ、猫引き出しを定める前は片づけ先がまちまちだったので、すっかり忘れていました。

テレホンカードが必需品だったのは、2000年頃までだったでしょうか。今でもあるようですが、大勢としてはすっかり過去のものになりました。


また、招き猫が、大衆食堂のショーウインドーから出てきて、あちこちで見られるようになったのも、そう昔のことではありませんでした。
1990年代の半ば頃だったか、フジカラーの店頭に大きなニャン太が立ち、しばらくして、宝くじ売り場の店頭に、おいでおいでする招き猫が置かれました。


今、招き猫は、あまりにも巷に溢れています。
そのため、「朝の連続テレビ小説」などで、茶の間に招き猫が置いてあっても不思議に思わないのですが、実際には、ちょっと昔、そしてもっと昔にも、茶箪笥の上などにはいなかったはずです。


これら招き猫のカードは、全部使用済みのものをいただいたものです。


街角の公衆電話も、探しに探さないと見つからない時代、携帯電話さえかければ、誰でも簡単に消息を知ることができる時代、こんな時代が来るとは、招き猫もびっくりです。

 
かわいい子猫や子犬のカードもいっぱいありました。


今は昔、のお話でした。





8 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

全く同感で水商売でもあまり見なかったですからね、
これもこれもとドラマでは登場しますから笑ってしまいます。
 旧友と軍隊時代の話がでて、
(これも必ず思い出話になるのも不思議ですが、、、、)
友人曰く
ドラマの中で兵隊の返事は「八ッ」と言うのが気になると、
「ハィ」と言わないとぶっ飛ばされるよなーっと、
電話で思わず笑ってしまいました。

さんのコメント...

昭ちゃん
茶の間で招き猫が飾ってある話ですね。ないよねぇ。
それから、現在放映中の朝ドラでも、戦後なのにモンペを履いているのが気になります。戦後を自分の目で見たわけじゃないけれど、みんなスカートをはいていたでしょう。少し前の「梅ちゃん先生」でも、看護婦さんがズボンをはいていました。ない、ない、ない、ない。これは絶対ない。みんなスカートで女性はズボンやパンツをはきませんでした(繰り返すけれど、終戦の頃見たわけじゃないけれど、笑)。とくに看護婦さんなんて。
そしたら今日、「東京新聞」に、コラム「私の東京」を連載中の平岩弓枝が、疎開から戻った終戦直後、銀座に行ったら、人は多くなかったけれど服装が一変して、モンペは全く見かけなかったって書いていました。和光の前から築地の方まで、遮るものがなくて見渡せる時代にですよ。
絶対そうだと思った!だって、70年代まで、年寄りは着物で、若い人は誰もかれもスカートだったもの。山登りでさえ、高尾山くらいならズボンをはかなかったんじゃないかしら。
歴史は曲げられていますね。招き猫もスカートも(笑)。

昭ちゃん さんのコメント...

朝ドラは見たことがありませんが戦争末期や
戦後のドラマに限らずすべての時代表現(考証)に笑ってしまいますよね、
私は高齢者用の脳トレと考えており
山本夏彦氏の随筆など参考になりますよ。
 終戦後ヤミ市を始め人の集まるところには
ハングリー&ワイルドな話が一杯ありますからねー(笑い)

さんのコメント...

昭ちゃん
テレビはほとんど見ませんが、朝ドラだけ癖になっていて、BSで早い時間に見ます。楽しみの半分は時代考証の間違いを楽しむことで(笑)、特に野外ロケが楽しみ、道端にクズが生えていたりすると(よく生えている)せせら笑います。昔は、クズはよい家畜のえさ、誰も見逃しませんでした。
そういえば、農村風景に家畜が出てきませんね(笑)。丘には萱場なんかあって、ちょっと見にははげ山も多かったし、里山は隅から隅まで土地利用されていました。まあ、戸外は最初から無理があるけれど(焼け跡や闇市はみんなCG)室内くらいは、招き猫を置いたりしないでもらいたいものです。

昭ちゃん さんのコメント...

脳トレには絶対いいでしょ、さすが農村方面はくわしいなー
バフンなど落ちていませんからね。
そういう視線で見ると楽しめますね。

 私はヤミ市に子供がウロウロすると
「まだ早いっちゃ」っと嬉しくなりますし人の流れより塊りでしたよ。
(新宿は〇〇組が取り仕切っていました)
銭が通用せず円の単位ですからねー

さんのコメント...

昭ちゃん
そうそう、脳トレでーす(笑)。
私は銭で買い物したこと、ありま銭(笑)。

karat さんのコメント...

茶の間にマトリョーシカ、しゃべってる人の後ろの棚にマトリョーシカ、というのもたまにテレビで見かけて、それは嬉しくなってしまいます(^^)。
時代考証ではないですが、ドラマでお医者さんや研究職という役柄の人が白衣のボタンをかけていなくて、必ずと言っていいほど前が開いているのがいつも気になります。自身の服が汚れるし、だらしなく開いた白衣の端が物に引っかかるのではないかと、どうでもいいことですが気になります。

さんのコメント...

karatさん
私も招き猫を見つけたら嬉しくないということはないんですよ。というか、嬉しいかもしれないけれど、同時に「それはないだろう」と思ってしまいます。また、よく出てくるんですよ、これが(笑)。
マトリョーシカは、招き猫ほど見ませんね。でも、道上克さんが骨董市であんなに見つけたのだから、結構茶の間に浸透していたのでしょう、まったく知りませんでしたが。
夫の父は仕事で、何度もソヴィエトに行っていました。お土産にはホフロマ塗りだの、田舎のおばさんのティーコゼーなどは買ってきてくれましたが、一度もマトリョーシカを買ってこなかったということは、嫌いだったんでしょうね(笑)。私も、つくばの科学万博でセミョーノフのバカでかいのをたくさん見たとき(もしかして初めて?)は、まったく関心がありませんでした。
そうですか、白衣には気がつきませんでした。散髪屋さんとか、特定の職業の場合、知っている人が見たらおかしいのっていっぱいありますよね。あまりひどくて、何だったか忘れたけれど、恥ずかしくていたたまれなくなって下を向いたことがありました(笑)。