2018年9月12日水曜日

掃除機

数日前、二階で調子よく掃除機を使っていました。
スイッチを止めて掃除機を踊り場へと運び、もう一度動かそうとしたら、動きませんでした。


そんなことが、数か月前にも一度ありました。
そのとき、
「とうとうダメになっちゃった。捨てるわ」
と、夫に報告したら、
「なんだ、そんなのすぐ直してやるよ」
と、思いがけない応えが返ってきました。
「えっ、直るの?」
「当たり前だ」
と言って、何をしたのか見ていませんでしたが、次に使ったら、ちゃんと直っていました。

そして今回、
「また、掃除機壊れちゃった。直してくれる?」
と、夫に言ったら何てこと、
「そんなことできねぇよ」
との応え、耳を疑いました。
「えぇぇ、この前は直してくれたじゃない」
「どうやって直したか忘れちゃったし、こんなの直らねぇよ」
掃除機を見下ろしながらそう言い放った夫は、数か月前とは別人でした。
一体何があったのか、なかったのか(気が向かなかっただけ?)、頼みの綱が絶たれました。


どこか接触が悪いのだとは思いますが、もともと電気製品のことなどまるで分らない私には、開けてみるところさえわからず、お手上げです。
まぁ、20年もつと謳われている頑丈な掃除機が、30年以上もったので、十分といえば十分でしょうか。


しかも、用意万端滞りない(?)私は、ちょっと吸引力が落ちたかなと思われた数年前に、すでに新しい掃除機を買っていました。だから、古いのが動かなくなったからといって、慌てることはないのです。
新しい型(我が家での)は、同じメーカーのものですが、30年前のものよりずっと小さく軽くなっています。それだけではなく、空気清浄機能も上がっています。

昨年だったか、来ていた息子が何か散らかして、掃除機を使いたいと言ったとき、もちろん、軽い新しい方の掃除機を出してやったのですが、
「なんでこんな重い掃除機を使っているんだ。重すぎるよ」
と、文句たらたらでした。
「もっと、軽い掃除機を使えば?今、掃除機は軽くなっているよ」


でも私は、がらがらと重いのを引っ張る安定感、空気清浄機の役割も果たす集塵袋の気持ちよさ、何もかも気に入っていて、コードレスにする気も、軽い掃除機にする気もありません。


普段、私は延長管をつけないで、這いずり回って掃除をするのが好きです。
電気をつけていても、床の埃や屋根裏の蜘蛛の巣は、光線によって目立たなかったりするので、たいてい、明るい電池式の灯りで照らしながら掃除します。
そうすると、猫の毛まではっきり見えますが、ときには、地震で転げ落ちた、小さな招き猫(上中央)を発見したりして、掃除機のお腹に納まって永久に失われるのを防ぐことができます。








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