2018年9月18日火曜日

石畳


我が家に入る坂道を、家の方から見た写真です。
左の方、御影石を一枚外してしまったあとの写真ですが、ここにもう一枚、御影石が敷いてありました。

2002年、コンクリートでつくった坂道の一部をわざわざ残して、そこに3枚の御影石を敷いたのは、横に敷いた2枚の石が、いずれつくる門からの石畳とつながる計画だったからでした。

コンクリートを打ったばかりの坂道

道をつくらないことには車が入れないので家も建てられない、道づくりがまず最初の工事でした。


もちろん、当時は建物は影も形もありませんでしたが、道ができたために、古巣から移植できたコブシや、日陰をつくるために買ってきたケヤキが立ち、次第に人の気配のする領域が広がっていきました。

水平基礎を打ったら、次は垂直基礎

水まわりのコンクリート部分と床下の「断熱板」のコンクリート打ち

上棟を待つコンクリート部分

上棟の日に上ってきたクレーン車

何度も来てくれたコンクリートミキサー車や、建前の時の材木を満載したトラックやクレーン車などが、坂道の上に敷いた御影石の上を踏み、2枚とも真ん中から割れてしまいました。
厚みは10センチ以上あったのですが、車が重すぎたのです。

もう、工事用の大きな車が来ることはないので、割れてない石に差し替えるだけでもいいのですが、夫は、割れた石を取り除いて、ここはコンクリートにしてしまうつもりのようです。


さて、その割れた石を、そのまま駐車場の一部に使いました。
丸柱が立っていて90センチ長さの石が入らないので、45センチの石を買おうと思っていましたが、捨てるより利用することにしたのです。


隙間には、モルタルを敷いておいてから玉石を並べました。


石は収まっていると素敵ですが、廃棄するとなったらちょっと面倒なので、利用できて、めでたしというところです。


さて、石畳を庭から見ると、今、門の外に並べている石とつながります。


門の外から見ると、足尾山の頂上の方向に向かっています。


そしてもっと引いて見ると、2002年に敷いた石と、一直線でつながります。






2 件のコメント:

hatto さんのコメント...

この月日の流れとその労働力を想像すると並大抵の人には成し得ない仕事です。知識も体力も技量も持ちませんが我家の小庭の草を取ったくらいでくたびれている私には到底できないことです。春さんのこの建築、石場立てにせずコンクリートを選んだ理由はなにですかね。

さんのコメント...

hattoさん
石場立て?そんなことはできませんよ。さらに10年かかるでしょうね(笑)。
石は重いです。まぁ、土工事全般が重いです。先日来た人が入り口あたりに転がっている石の重さを訊くので、「持ってみたら?」と勧めて、持とうとして持てなくて驚いていました。あれで100キロ以上ですからね。
私も工事をはじめたころ、石の重さに驚いたことがありました。坂道のコンクリートを打つ前に両側に石を並べるのですが、そう大きな石ではないのですが、買ってきて(積んでくれる)降ろすときから大変でした。石場立てなんて、とてもとても。
今、御影石を敷いているのは、今月末に助っ人の「チーム横浜」が来て、御影石以外のところにごろた石を敷いてくれることになっているからですが、大勢で、時間もそうかけないつもりですから何とかなると思いますが、私の同級生は、前はよく手伝いに来てくれていたのですが、石を敷いてもらって以後、来なくなりました(笑)。理由は、「もう年取って力仕事ができないから」というものです。
石は重い!