2019年2月25日月曜日

好奇心旺盛


散歩がてら、お蕎麦屋さんまで歩いたときのことです。
途中、牛が放牧されているところを通ります。
「立ち止まったりしちゃだめよ。なんだろうとこっちへ来るから」
と、牛を見ようとしている夫に注意します。好奇心旺盛な牛たちは、ちょっとでも立ち止まるとすぐ、こちらへ来てしまいます。
牛も、もしかしたらできるだけ歩いて運動した方がいいのかもしれません。でもこちらから見ると、期待してきてみたのに愛想がない、無駄足を踏ませた感じになってしまいます。

往きは、遠くからこちらを注目している牛もいましたが、なんなくここを通り過ぎました。


さて帰り道、今度も立ち止まらなかったのに、
「あいつら、さっき通ったやつらじゃないか?」
とばかり、一匹の牛がこちらを目指します。すると、それを合図に、座っていた牛も次々と立ち上がってこちらへ向かいます。


早くも何かやるものはないかと枯れ草を物色している夫に、電気柵が張ってあることを注意します。昼間は切っているかもしれませんが、牛も人も、触ると電気が走ります。
「ごめんよ。電柵があるからね」
夫は牛に謝りながら、足を進めます。


かわいいなぁ。
今では、病気感染や拡散を恐れてか、敷地の入り口に「立ち入り禁止」の札を立て、牛の姿がまったく見えない牛飼いさんが多い中、ここの牛たちはいつもおおらかです。
とうとう、全員が来てしまいました。
「行っちゃうの?」
牛たちは、あきらめきれない様子で、私たちを見送ります。


この裏の牛舎には、ぎっしり牛がいました。
こうやって野原で遊ばせてもらっている牛たちは、交代制なのでしょうか。それとも選ばれた牛たちでしょうか。
いつ見ても、のどかで幸せな牛たちでした。






2 件のコメント:

af さんのコメント...

好奇心旺盛な駿介先生と牛さんたちの対話。
好奇心って呼びあうんですかね…笑

さんのコメント...

Akemi Fujimaさん
何ですかねぇ。犬も猫も構わないでいいとき構います。
以前、電気柵ではなかったときは、牛にたっぷり草をやっていました(笑)。