フルーツケーキをつくろうと、レシピカードボックスを取り出しました。
このカードボックスは、アメリカで暮らした、1970年前後に使っていたものです。今では、フルーツケーキをつくるとき以外に、この箱を開けることが、すっかりなくなっています。
レシピカードとレシピカードボックスは、アメリカだけ(もしかしてカナダも?)で使われていたもののようです。
私の箱はプラスティック製ですが、それ以前の時代は、木やブリキの箱でした。
これは二列で、仕切り板も入っていて、箱の中を8か所にわけています。
もともとこの箱に入っていた、ちょっと厚手の紙には、直接レシピを書きつけることができます。
友だちとレシピを交換するときにも、レシピカードを使います。
それぞれの人が、自分が普段使っているレシピカードに書いてくれますが、その大きさはほぼ定型なので、もらったらカードボックスにそのまま収めることができます。
また、別売りで買った、両端が開いて筒状になったビニール袋があり、これにカードや紙を入れておけば、少々濡れた手で持っても大丈夫というものです。
雑誌や新聞の切り抜きは折って、有り合わせの紙に書いてくれたレシピは書き写さずそのまま畳んで、この筒形のビニール袋に入れれば、カードボックスの中にきれいに収めることができました。
「今夜は何をつくろうかなぁ」
この箱を開けてカードを次々と引っ張り出し、眺めながら献立を決めた時代もありましたが、そう長くは続きませんでした。
ファイルの方が、ずっと見やすいからです。
ファイルはまだ子どもたちが小さかったころから使い始めたもの、「ごはん」、「サラダ」、「たれ」など見出しをつけて、雑誌や新聞から切り抜いたものを貼ったページや、自分で書き込んだページが混在しています。
例えばゴイクン(ヴェトナム生春巻き)のたれ、これはヴェトナム人に実際つくってもらっても、家庭の味なので千差万別です。
いろいろなのを書き留めてはいますが、自分の一番好きなたれを、「決定版」としています。
また、リンゴのケーキは何ページにもわたって、これでもかといろいろなレシピを載せていますが、決定版がなかったということでしょう。
今後は簡単で美味しいkuskusレシピだけで十分そうです。
さて、上の二つは、ネットで見つけたビンテージ(ただの中古?)のレシピカードボックスです。
日本も、アメリカ向けにレシピカードボックスをつくって、輸出していた時代があったようですが、カードボックスのほとんどはアメリカでつくられました。
ネットで見ると、アメリカでは今もカードボックスもカードも売られているようです。
まだまだ、カードでレシピ交換したりしている人がいるのでしょうか?
2 件のコメント:
あー、ありがとうございます。レシピをカードにして箱に入れるという発想が今までなかったです。
レシピをスクラップブックに貼ったりしていましたが、いざ料理するときにそのスクラップブックは大きくて邪魔で…。
結局そこらの紙に分量をメモして料理して、そのメモは冷蔵庫に貼ったポケットに入れて、それが行儀悪くはみ出したりして…、みっともなかったし、その都度探して取り出すのも段取り悪く…(^^;)。
早速適当な箱とはがき大のケント紙(たまたま沢山あった)を用意しました。で、そこに書き直すかというと、それも面倒で、ケント紙に今までのメモを糊で貼り付けました。それでも形がそろってずいぶん片付いて良くなりました。箱は、蓋があるのは面倒になると予想がつくので蓋なしです。はがき大ケント紙を縦に入れて上が出るくらいの箱です。あースッキリしました。
これからおいおい厳選して追加していきます。ありがとうございました。
karatさん
お役に立ったのですか?よかったですが、私は今はノートですよ(笑)。
と言いつつ、わりと出番が多いレシピは10枚ほど、ちょっと大きめのカード(なぜかいっぱいあったB6くらいのケント紙)に書いて、台所の引き出しに入れたバットの中に入れておいて、必要なときは取り出しています。
アメリカのレシピカードボックスを見ると、蓋のところがスタンドになって、カードを立てて置けるものが今は主流のようです。
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