昨日は、横浜在住のあつこさんに誘われて、小田原文化財団の江之浦測候所に行ってきました。
あつこさんと、あつこさんのお友だちのまきえさんと待ち合わせたのは東海道線根府川の駅、前は海、改札口の下に今あつこさんが乗って来た列車が見えます。根府川駅は、小田原駅と熱海駅の間にあります。
小学生のころ、毎年夏休みには東京に住んでいた両親を訪ねていた私は、倉敷駅から急行列車にに乗って東海道線を行ったり来たりしていました。倉敷ー東京間が急行(最速の列車)で、16時間もかかった時代でした。
中学生、高校生ともなると、反対に東京から倉敷にいる祖母を訪ねて行ったり来たり。中学、高校の修学旅行はどちらも奈良・京都だったので、根府川駅には停まらなかったかもしれないけれど、根府川駅を何度も通過しています。
大学生になってからは、もっと頻繁に東海道線を行ったり来たりした私は、できた新幹線も使いましたが、何度か東京・京都間を友人たちと鈍行に乗ったこともありました。だから、根府川駅にも停まったことも、何度かあるはずです。
東京発の下りの夜行列車に乗ると、根府川のあたりでは夜になっていたかと思われますが、関西方面からの上り列車では、このあたりまで来ると夜が明け、車窓から海が間近に見えるので、浮き浮きしたものでした。
江之浦測候所は、広大な蜜柑山を手に入れた杉本博司さんが、壮大な計画のもとにつくった場所で、日の出を見るということから「測候所」と名づけられたようです。
上の写真は石舞台ですが、春分・秋分にはこの石舞台の真正面に日の出が見えます。
夏至にはこの長いガラスの建物の真正面に陽が上ります。
そして冬至には、この鉄板でつくられた長い筒の中に日の出が見えます。
この先に、日の出が見えて、筒の中が赤く染まるというわけです。
鉄板の筒の上です。
ここから先に行ってはいけないというところには、紐を結んだ石が置いてあります。
鉄板の筒の脇には、海を背にして舞うガラスの能舞台があり、背中がちょっとゾクゾクッとします。
広大な敷地はよく手入れされていて、壮大な建物より、海の小石に惹かれたりしました。
事前にあつこさんから、
「2、3時間歩きましょう」
と言われた私たちは、とてもそんなには歩けないと答えていたのですが、結果2時間ほど歩いてしまいました。
日の出は朝が早いので、観覧者を入れるのかどうか、満月の夜などには、江之浦測候所は夜も開放しているそうです。観覧するには事前予約が必要で、その日に雨が降ったり曇ったりしていても、日を替えることはできません。満月が上るところを見ることができたら、ラッキーということでしょう。
今日は秋分の日です。
あつこさんは、今日の予約をしたいと思われたようでしたが事前予約がいっぱいで、昨日の観覧になりました。
しかし、昨日は晴れていて、海もよく見えて暑くもなく、歩くにも最適でしたが、今日は曇っていて、海も空もあまりきれいではなさそうです。何が幸いするかわかりません。
以前、あつこさんとまきえさんが江之浦測候所を訪ねたときは、霧で真っ白で、海もよく見えなかったということでした。
追記:
しばらく前から、マイブログリストで「私の拾いもの」を見ようとすると、文がHTML形式になっていて、読むことができません。
時間と知識の欠如で、今少し(希望的な観測ですが)直すことができないので、ご了承ください。
2 件のコメント:
タイトルを見て、気象観測に行かれたのかと思いました(笑)。
こんな場所に美術館があるとは知りませんでした。計算し尽されて、ちょっと気後れしそうです。
マイブログリスト直っていますよ!春さんの声が聞こえたのかも~(笑)。
hiyocoさん
私も行くまで想像がつかず、測候所だから風が吹き荒れている灯台のようなところに行くものだと思って、薄いコートと冬のコートまで用意していきましたがどちらも使いませんでした(笑)。
気持ちのいいところですが、数日前までの予約で、変更ができず、お天気に左右されるだろうところが面白いところですね。
私は、「こんな石を傾斜地で動かすのが大変だなぁ」とか、溶接した鉄板の筒が、「重さで地盤が下がって歪んだらどうするの?」とか、「オカメザサやコクマザサがどうしてお行儀よく並んでいて、周りにはみ出してこないのだろう?」などなど、自分がつくる気持ちと管理する気持ちにばかりなって、いちいちぞっとしていました(笑)。
ほんとだ、なおっていました。グーグルの方の問題だったのかしら?
「えのしま貝散歩」をお友だちリストにあげようとして、これもできないでいます(涙)。
コメントを投稿