2022年12月21日水曜日

おもしろ消しゴム


たけちゃんと100円ショップに出かけた息子が、お土産を買ってきてくれました。
おぉ、珍しいことに日本製と大書きしています。


開けてみると案の定、色つけは手間もコストもかかるので、シールを貼っています。最近の中国製のミニチュアが素適に色つけしてあるのと大違いです。
「目標達成」、「勝利強運」、


「必勝」、「学業御守」とは、とくに受験生を対象にしているのでしょうか。
消しゴムは受験生に身近な文房具ですし。


招き猫の首輪や目鼻は色づけしてあるのかと写真を拡大して見ると、赤い部分と黒い部分は別ものをはめ込んでいました。
道理で、台紙に英語で
「窒息に気をつけて!小さなパーツや玉があるので、3歳以下の子ども用ではありません」
と書いてあったのです。
ところが、台紙の裏の日本語の注意書き(英語もある)には、
「玩具ではない。乳幼児の手の届かないところに保管すること。本来の用途以外には使わないこと」
という注意書きがあるものの、パーツに分けることができることは書いてありません。


面白いのは底です。
本物の招き猫に似せていると言えば似せているのだけれど、私には材料費を節約しているように見えました。ブリキ製品とかペットボトルとか、日本製品には材料を節約して極端に薄いものがよくあります。
そして、この消しゴムは、「用途以外に使わないで」と書いてあるものの、消しゴムとしての用は、こんな構造では足しそうにありません。

小さな開運グッズで、いろいろ勉強になりました。
もっとも、こんな勉強はいくらしても、人生の足しにもなるとは思えませんが。



 

10 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

この手の消しゴムは、子供の間では分解消しゴムとしてお馴染みで、息子もよくバラバラにして遊んでいました。本来の用途以外のみで使っていましたね(笑)。表に英語だけ書いてあるのは、訴訟対策っぽいですかね~。

さんのコメント...

hiyocoさん
分解消しゴムですか、知恵の輪的な組み立て消しゴムは持っていますが、それは分解しやすいものです。
これも分解できるんでしょうかね?とっても固いです。
じつは、顔と尻尾が違う招き猫を持っていました(http://koharu2009.blogspot.com/2014/12/blog-post_30.html)。招き猫はちゃっかり手にしていますね(笑)。
息子が中国製の招き猫(http://koharu2009.blogspot.com/2014/12/blog-post_30.html)は手で描いているのだと言いますが、とても信じられません。

さんのコメント...

hiyocoさん
息子曰く、一人で描くのではなく完全分業体制になっていて、一つを数百人から時には千人以上で描くというのですが、信じられます?

hiyoco さんのコメント...

これは分解消しゴムではありませんね。失礼致しました。
作っているのはイワコーという埼玉の会社でした。招き猫もありましたよ!https://shop-iwako.com/shopbrand/cat1-sub5/
イワコーの工場見学というページの下の方に、おもしろ消しゴムの簡単な製造工程があります。手作業で組み立てているって、採算取れるのでしょうか?ダイソーにいくらで下ろしているのやら。まだちゃんと見ていないけど、金型交換動画も面白そうです。https://www.iwako.com/factory-information

hiyoco さんのコメント...

消しゴムってゴムは使われていないんですね!衝撃。だからプラスチック消しゴムって言うんだ。。。

さんのコメント...

hiyocoさん
ありがとう!!!
作る工程の動画も、金型交換の動画も、とっても面白かったです。
面白かったけれど、金型の価格に比べて、製品の安さと、思ったよりたくさんの人が働いているのにびっくりでした。
「手描きの中国のフィギュアに比べて日本のは完全に負けてない?」と息子に訊いたら、「金型は全部日本製だから日本の方がすごいんだ」とのことでした。

金型を使いこなしている職人さんが素適でしたが、湯道を切り離すなどすべて自動の機械は、ものすごく高そうです。

rei さんのコメント...

100均の消しゴムを、これだけじっくりと検分?する人は珍しいでしょうね。

先日、「はりこーシカ・招き猫」(張り子+マトリョーシカ+招き猫)と言う飾り物の存在を知りました。いずれもしっかり春さんの影響を受けている私としては聞き流す訳には行かずポチッとしてしまいました。5体の招き猫が入れ子になっていて、底はマグネットが内蔵された座布団で塞ぐ様に作られています。なかなか可愛くて良くできています。ところが、「「一千乃」は高崎だるまの伝統を受け継ぎ、民芸張り子を製作・販売しています。」と説明書きしてあったものの、外箱のバーコードには「企画・材料 日本 / 施工地 ベトナム」と書いてありました。張り子の型や材料は日本から提供されたものでしょうが、がっかりする方が時代遅れなのでしょう。

さんのコメント...

reiさん
私でなく、hiyocoさんの検索力に乾杯です(^^♪
おもちゃ製造の世界にも、3Dプリンターの開発が大きく影響しているとか、一つ新しい技術が開発されるとそれまでの技術は消えてしまうなどということに、ついつい興味を持ってしまいます。
小さいおもちゃも、日本で頑張って来たイワコーを応援したい気持ちもないわけじゃないけれど、やっぱり手描きの方がいいという気持ちがあるし、せめぎ合いますね(笑)。
はりこーシカ招き猫見ました。かわいいですね。
日本でこれだけのクオリティーのものをつくろうとすると1万円前後になることでしょう。1万円あればあれも買えるこれも買えるで、招き猫など生活非必需品に5000円以上の値段がついていると、ちょっと手を引っ込めてしまいます。そのあたり、おもちゃ屋さんも必死なのでしょう。材料も支給というのが面白いというか、ただの内職の手をベトナムにまで広げたということ、もしかしたらあまり長続きしないかもしれません。

かねぽん さんのコメント...

こんばんは。
ふと思ったんですけど、猫の消しゴムの底にあいている穴は、もしかしたら鉛筆にとりつけるためなんじゃないでしょうか。

さんのコメント...

かねぽんさん
「あっ、そうか!」と思って鉛筆を差し込んでみたら、穴が大きすぎました(笑)。残念!
ちなみに、前からいる赤と黄色の猫は無垢でした。
文房具業界にいたかねぽんさん、さすがです。イワコーの一枚上をいきましたね。鉛筆にさすことができたら、かわいかったかも(^^♪
幼児のおもちゃではないとうたいながら、幼児だったら指人形にして遊べるかもしれません。私だったら小指にならさすことができました。