骨董市でおもちゃ骨董のさわださんが射的の的を7、8個、箱に無造作に転がしていました。
「たくさん持っていたんだけどね、ほとんど売っちゃったよ」
確かに箱には1種類ずつくらいしか残っていませんでした。
その中から、好きなのを4つ選びました。
「この猫はいらないの?」
と差し出されたのは、選ばなかった目が笑っている猫、
「ごめん、悪いけど目の形が好きじゃない」
招き猫だったのですが。
ウサギは前から持っているものと、まったく同じ型でつくられたものでした。
犬は、同じ工場でつくられたのかどうか、顔は似ていますが、首の傾げ方が反対向きでした。
この猫たちは同じ工場でつくられたものに違いありません。
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