タジン鍋がないと困る！

しばらく前にタジン鍋の蓋を割ってしまいました。
熱々の蓋を取ったとき、内側に水滴がついているのでうっかり内側を上に向けてテーブルに置いたところ、ぐるっと回って、テーブルの縁にかかり、下に落ちて割れてしまいました。
あっという間の出来事、蓋は尖った形なので、もっと注意深く置くべきでした。

タジン鍋がないと困ります。弱火で３、４０分火にかけておくだけで、野菜＋肉の料理ができ、オーブンやグリルで焼くより気を使わなくていいし、失敗がないし、なによりおいしいので、すぐ使いたくなります。というわけで、その日のうちにネットで探しました。
割れたのは直径３２センチのもので、ちょうどいい大きさでした。ところが新品、中古品とも売られているのは小さいものが多く、なかなか見つかりませんでした。

やっと、大きいサイズのエミール・アンリのタジン鍋が見つかりました。しかも色は、蓋が割れたのは赤茶色だったのですが、今度見つかったのは艶消しの黒で、願ってもないものでした。

このタジン鍋を、すでに２回（３回？）ほど使って、タジン料理（手抜き料理）をつくりました。

先日は、姪が友だちを連れて遊びに来たので、
「タジンにしようかな」
と言ったら夫が複雑な顔をしていたので、別の料理にしました。たっぷりつくっても２人で平らげているのに、はたして大人数で食べるのにあのタジン鍋ひとつで足りるのかな、どうするんだろう、と思ったようでした。

最近はまっているタジン料理は、きれいに並べたりせず、肉（一応塩コショウ）、ジャガイモ、サツマイモ、人参、玉ねぎ、かぼちゃ、ひよこ豆などをビニール袋にごちゃっと入れ、クスクス用のスパイスで味つけしたら鍋にどさっと移して煮るという、簡単なものです。
クスクス用ミックススパイスは、キャラウェイ、パプリカ、黒コショウ、ガーリック、コリアンダー、ターメリックなどが入ったもの、まぶしたあと、オリーブオイルも加えて馴染ませて、鍋に移したら、カップ半杯くらいの水を加えてことこと煮るだけです。