夫は目の横にブリンカーをつけた競争馬のように、前しか見ません。
行動力も集中力も抜群ですが、一度に一つのことしか考えません。したがってメンテナンスは大の苦手、生け垣は植えたら後は知らない、草も刈らない、ただただ、その時興味のあることに向かって日々邁進しています。
反対に私は、いつもあれこれ目が行って、一緒に作業するときなど、
「もっと集中しろ。ほかのことをするんじゃない!」
と叱られたりします。作業中なのに、ちょっとした隙を見つけて、目についた足元の草を抜いたりするからです。
電球の交換も、夫の眼中にありません。
切れていようが、ちかちかまたたいていようが気にしないというか、見えないのです。そして私は見えるけれど、自分では交換できない電球(蛍光灯形のものも電球と言っていいのか?)もいろいろあるのです。
「ねぇ、居間が暗いんだけど、交換できる電球はあるの?」
と訊いたら、夜でしたが、珍しく夫が腰を上げました。普通のLEDのほかに特殊電球もあって、私はどこに何を使うかよくわかりません。
これまでのと長さが違う電球はあったので、ソケットごと(?)交換してくれました。
ここの左側も切れていますが、ここはまたの機会にと言われてしまいました。
台所の照明も一つが、長く切れたままでした。
まぁ、そこそこの明るさはあるのですが、そのあたりに、先日、居間の電球を交換したときの電球が転がっていたので、替えてくれるよう頼んでみました。
「長い間替えてないから、どうやって開けるか忘れちゃったよ」
自分でつくった枠を外すまで、しばし時間がかかりました。
家にあった電球をはめてみました。
「だめだ。昼光色だった」
「まぁいいよ、それでも」
「だめだ、だめだ。買ってくるよ」
買ってきて、めでたく交換終了です。
「昼光色のは取っておいて」
「絶対使わないのに、取っておいてどうするの?」
「.....」
「てか、なんで昼光色のを買ってきたの?」
「間違えたんだよ」
ところで、居間の天井の高いところに一つ電球があります。切れたら、いったいどうやって交換できるでしょうか?
考えただけで頭がくらくらしてしまいます。
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