日曜日に、東京の阿佐ヶ谷で開かれるシンポジウムで夫が話すというので、一緒に出掛けました。
朝、電車の窓から見る雲が素敵でした。
「瘦蛙学舎」というところが会場です。
駅からすぐで、路地の奥に見えるうっそうとした森の中に、鉄筋コンクリート造りのモダンな建物が建っていました。
天井近くに渡された古い梁は、いわば装飾です。
古いケヤキの大黒柱には、素敵なほぞ穴がありました。
鉄骨の梁の上の天井は、我が家と同じラタンの敷物が使われていて、我が家以外で使われているのを初めて見ました。
置いてあるものや絵にも興味津々です。
鮮やかな色の恵比寿さまの頭上の虫は、写真を撮った時は気がつきませんでしたが、何だったのでしょう?
右上の『阿佐ヶ谷歳時記』の隣には、鎌倉の鳩サブレの缶も飾ってありました。
その日は、「杜の学校(大地の再生)」の代表の矢野智徳さんたちのグループのシンポジウムでしたが、痩蛙学舎の庭は矢野智徳さんがつくったもの、この敷地を更地にした時出た瓦礫は、外に出さず砕いて埋め、地下の水や空気の通りをよくするのに使っています。
都市において、水と空気の循環を促進、土や木々などのエネルギーを取り戻すというコンセプトでつくられた庭で、隅々まできれいに手入れされていて、よい刺激になりました。
夜の屋上庭園。植物を植えているところだけ土を入れています。
奥は阿佐ヶ谷駅で、中央線の特急列車が、すぐ近くを通り抜けていきます。
いつだったか、長男が置いて行った矢野智徳さんのご著書『大地の再生 実践マニュアル』(矢野智徳、大内正伸著、農文協、2023年)です。
私もこれを読んで、建設で出た残滓の瓦、石、コンクリートの欠片や、とくにナラ枯れした木は埋めて、汚いものを隠すのではなく地中の空気と水の循環を促せたらと思いますが、なにせ掘るのも埋めるのも大変、できない可能性が大きいのですが。
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