2026年4月27日月曜日

うちの象(4)日本の象

野生の象のいない日本でも、象のおもちゃや飾りものが、いつからかつくられています。


『Wanderland of Toys ① ブリキのおもちゃ』(北原照久編集、シンコーミュージック、1983年)には、主に輸出用だった象のおもちゃが載っています。


上の写真の象は1950年代につくられたものですが、30年代につくられた上の上の写真の象に比べると、写実から漫画チックになっています。時代の違いでしょうか、それとも製造会社の違いでしょうか?

さて、うちにはブリキでできた象はいませんが、日本の象も少しだけいます。


竹だけでできた小さな象です。
ソテツギンナンの実、どんぐりのはかまなどなど、ちょっと昔の人々は、自然にあるもので工夫して器用に人形をつくったものですが、この竹の象も節や枝を生かして、見事につくられています。


浜松張子の艶かしい象です。車に乗っていて、押すとかわゆく首を振ります。
張子の象は、意外にたくさんつくられていて、「郷土玩具の動物園」で紹介されています。

「郷土玩具の動物園」からお借りしました

それを見ると、浜松張子には別の象もいたことがわかります。4代目の二橋加代子さんがつくられたものです。

久之浜張子。「郷土玩具の動物園」からお借りしました

ほかには、福島県いわきの久之浜張子(1976年に廃絶)、広島県の常石張子、千葉県の下総張子、香川県の高松張子、福岡県の柳川張子などが紹介されています。また、「ふるさとの玩具」には、張子だけでなく土人形の象も紹介されています。

象が初めて日本にやって来たのは1408年、室町時代のことでした。
二度目は信長の時代の1575年、三度目は江戸時代の1728年にヴェトナムから献上された象で、その時は長崎から江戸まで歩いたので、大ブームになったそうです。大きいから、見逃されるはずはありません。

常石張子。「郷土玩具の動物園」からお借りしました

ちなみに、広島県の常石張子の象や唐子は、江戸時代に鞆の浦へ寄港した朝鮮通信使に由来してつくられはじめました。


最近の象のおもちゃです。









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