タイに住んでいたころ、毎月一回、インターナショナル・スクールの体育館で、山岳地帯に住んでいる少数民族の人々のつくった手工芸品の展示即売会がありました。値段が安く、新旧取り混ぜて、品質のよいものが出展されるので、毎回、開場の前から長い行列のできる盛況ぶりでした。
私も、この展示即売会を楽しみにしていて、ラタンの大きな葛篭や、刺繍布など、いろいろなものを手に入れました。これは、そのとき求めた、木彫りの鳥です。
鳥の姿を忠実に模したもので、今、タイの鳥の図鑑を持っていないので、特定できませんが、どれも実在の鳥です。右の鳥は羽の色が白と黒で、毎日のように我が家の庭先に来て、よい声で鳴いたり、しっぽを上げ下げしていたものでした。
冠を頂いたような鳥も、ありふれた鳥で、よく見かけました。
この鳩もタイの木彫りで、蓋物になっています。
蓋を取るとこんな感じ、一時、いろいろな動物の蓋物がつくられていましたが、いまはどうでしょうか。
こちらの小さい鳥は、何の変哲もありませんが、
底に隠し場所がありました。小さくてなんの役にも立ちませんが、遊び心で楽しませてくれます。
メキシコの鳥です。タイの鳥よりずっと抽象的です。柔らかい木に、きれいに彩色されていましたが、すっかり褪せてしまいました。
こちらはケニアの鳥です。足は、針金に糸を巻きつけてあります。模様は全部焼き鏝をあてて、焼いたものです。シンプルだけど造形的で、見飽きません。卵も愉快です。
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