繭の絵馬が飾ってあった稲荷神社は、静まり返っていました。
その、手入れの行き届いた境内に、置かれていたのは、たくさんのちりとりです。
この村、椚平の戸数は七戸とか。他にも氏子がいたとしても、どうしてこんなにたくさんの、お手製のちりとりが置いてあるのでしょう。
左端にもちらっと見えていますが、建物の角を曲がった、向こう側の壁の下にも三つほど並んでいるのです。
一斗缶を利用してつくったちりとりも、木でつくったちりとりも、なかなかよくできています。
手をかければかけるほど、生活が美しくなるという、お手本のようなちりとりでした。
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