2011年10月18日火曜日
哺乳ビン
1930年ごろの、イギリスの哺乳瓶です。
THE Hygienic HEEDER(衛生的な哺乳ビン)とエンボスがあります。
脇の片方に、粉ミルク用の「大さじ」の目盛がついて、もう片一方には、お湯用の「オンス」の目盛がついています。
これも、同じころのイギリスの哺乳ビンです。
こちらは、Timothy Whites & Taylors、The GUILDFORDのエンボスがあります。ギルフォードの町でつくられたもののようです。
脇には、やはり粉ミルク用の目盛と、お湯用の目盛がついています。
どちらも、MADE IN ENGLANDのエンボスもあります。
ちょっと不恰好な哺乳ビンには、漢字のエンボスがあります。
横書きで、右から「克寧」、縦書きで「克寧牌」とあります。
まさか、日本のものではないでしょう?全然意味がわかりません。
1930年代、40年代とすれば、中国も考えられないし、香港あたりのものでしょうか?
目盛は、「TABLE SPOONS」とも書かれず、「ONCES」とも書かれていませんが、片側に7までの数字が刻まれています。
この形の哺乳ビンは、両方にゴムのキャップをはめて使ったようです。粉ミルクを入れるには、口が小さすぎますが、専用の漏斗があったのでしょう。
今でも、胴の曲がった哺乳ビンが売られています。
曲がっていると、授乳しやすく、空気が入りにくく、赤ちゃんを自然な形にして飲ませることができるとうたわれています。
この形の哺乳ビンも、そうした考えから胴が曲げられ、しかし洗い難いという問題を解決するために、両方開けたのだと思われます。
哺乳ビンではなさそうですが、びっきさんのブログでも、似たものが紹介されていました。
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4 件のコメント:
これはいいデザインですね。
赤ちゃんに飲ませやすいでしょうね。
哺乳瓶を無理な形に傾けなくてもいいし、洗いやすそう。我子は、アップリカ製品を使っていましたがこの瓶、試してみたいので何年先になるか分かりませんが孫の誕生を心待ちに。ところで春さんは、これで何か飲んでみたの?(笑)
はっとさん
ゴムのキャップ部分が失われていますから、これで飲んでみるわけにはいかないでしょう。
口が小さいので、今の哺乳ビンのキャップをそのまま使うわけにもいきませんし。
よく考えたものですね。
「克寧」を調べるとここで粉ミルクが販売されてました。
http://www.nestle.com.tw/BrandProduct/ProductMilk/ProductKlimAll/Pages/KlimProduct.aspx
翻訳では「克寧」はグラム、「牌」は札。
中国のブランド名でしょうか。
はっとさん
ありがとうございました。
「中国語だ」と思ったきり、調べても見ませんでした。
粉ミルクの会社で、今も続いているなんて、驚きです。
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