2012年2月21日火曜日

瓢の皿


お皿に、ひびが入っていました。
二人暮しですから、重ねてあるお皿は、ついつい上の二枚を使います。下のも出してみたら、知らないうちに割れていたのでした。
ただのにゅーだけではなく、汁ものを入れると漏ります。

理由はひとつしか考えられません。昨年三月の地震の時、激しく上下に揺れて、ぶつかり合い、ひびが入ったのでしょう。
 

このお皿は、知人に連れて行っていただいた京都東寺の骨董市で、1970年代に出逢ったものです。
瓢(ひさご)から盃に酒を注いでいる絵が面白くて、五枚揃いで買いましたが、すでに一枚は割れてなくなっています。
右下の一枚も、長い間縁が欠けていましたが、ここに来てからお隣のJさんに金継ぎしてもらいました。


しかし、週三日働きに行くようになって、自分の制作時間の減ったJさんに、これ以上お願いするのもはばかられます。
さりとて、自分で金継ぎすれば、漆にかぶれてしまいます。

というわけで、割れたお皿をどうしようか、しばらくは眺めながら思案するしかありません。


裏にも、瓢の絵がついています。


瓢と言えば、もうひとつひょうたん模様の小皿を持っています。


好きな小皿ですが、見るたびに、
「どうして、ひょうたんと蛇なの?」
と、思ってしまいます。

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